ガーリーコケティッシュ

マスタードたっぷりの火傷痕

あばたもえくぼの誤謬に甘え

甘え上手の大久保さん


この傷には歴史が存在し

それは今もこの場に脈々と

再生にはある種の血流が必要となり

芥の流れの併合階層

徒党を組んで意味を成す


ふとここで意味不明のキュウリの酢漬け


閑話休題する内に

超弩級のド忘れし

婚期逃して、齢十八の幕降りる


生殖の挽歌が夜毎唸るのは

重さの為か、鼻を突く匂いの為か

母さん、僕は悪い子です

キュウリには解せぬその言葉

しかして言葉尻に喜びを感じ取り


安寧の風が臓腑を巡る

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