Wの悲劇(ドラマ・2012年版)

【Wの悲劇】テレビ朝日系列

2012年放送、全8話

主演は武井咲、共演は桐谷健太、松下由樹など。

原作・夏樹静子

主人公の設定が原作とは異なるオリジナルストーリー。原作とはほぼ別物と思ったほうがいいらしい。

U-NEXTで全話配信中(2022年6月時点)


       *


さらっとあらすじ解説を。


──「あなたのアリバイ、私が証明してあげる。その代わり……私の人生とあなたの人生、交換しませんか?」


 売春相手を殺害した容疑をかけられ、アリバイを証明できずにいたさつき(武井咲)の携帯電話にかかってきた不審な電話。

私ならあなたのアリバイを用意できると言われたさつきが向かった場所には、自分と全く同じ顔をした摩子まこ(武井咲・一人二役)がいた。


 静岡の財閥のお嬢様の摩子と東京で廃れた生活をするさつき、同じ顔を持つ二人の少女は、自分達の人生を簡単に「交換」してしまった。


 殺人事件の容疑者としてさつきを追う警視庁捜査一課の刑事、弓坂ゆみさか(桐谷健太)は、さつきと摩子が入れ替わっていると知らずに、さつきに成り済ました摩子を監視していた。

さつきも摩子に成り済まして摩子の実家、静岡の和辻家で暮らすことになったが……。


「私、おじい様を殺してしまった……」


 さつきが摩子として和辻家で生活し始めて数日後。血まみれの姿でナイフを握りしめ、さつきは和辻家当主の殺害を親族の前で告白する。しかし、それはさつきがついた嘘で……。

東京と静岡で起きた二つの殺人事件。

同じ顔を持つ真逆な人生を生きてきた摩子とさつきは、開けてはならないパンドラの箱を開けてしまった。


        *


 2012年の放送当時、摩子の義理の父親役の中村俊介さん目当てで観ていて、(中村俊介さん大好きなんですよ)3話くらいまでは観ていたはずなんだけど、何故かその後に続きを観れなくなってしまって。

10年前の私、ドラマも観れないほど多忙だったのかな🍃💧苦笑


U-NEXTで全話配信されていたのを機に10年越しに最終回まで視聴できました。


 親族の役柄で武田航平くんも出てて、武井咲さんも好きな女優さんで眼鏡スーツの中村俊介さんは超絶かっこよくて、とてつもなく私得ドラマです。

高橋一生さんが出てることを今回の視聴で初めて知る。というか10年前の私、高橋一生さんのこと知らなかったわ……。


 摩子の時とさつきの時の武井咲さんの演じ分けも見事でした。特に摩子とさつきの表情の違いや目の演技が素晴らしかった。


 平井堅さんの主題歌も癖になるんだ。この主題歌はメロディも歌詞も印象深くて10年経っても覚えていた。

エンディングで映る俊介さんのあの色気は反則だ。ツイッターで検索かけてみるとエンディングの俊介さんの色気にくらくらしてる人続出してた。そうだよね、そうよね、この件について誰かと切実に語りたい。


 和辻家当主の殺害も売春相手の殺害も、真犯人は誰?と、ミステリーモノとしても楽しめますし、摩子とさつきの入れ替わりに気づいちゃった弓坂刑事と摩子のほんのり曖昧な、まだ恋にもなれないような歯がゆい感情も見どころ。


 摩子×弓坂派としては6話のラストがお気に入り。平井堅の主題歌を背負いながら夜の高架下で見つめ合う摩子と弓坂……なんて美味しい図。

このシーンだけを何度もリピートしてた笑


桐谷健太さんは役柄で印象変わる役者さんですね。

陽気な役柄も似合うけど、弓坂さんみたいな少し悪い雰囲気のある桐谷健太さん、失礼ながら初めてかっこいいと思っちゃった(失礼すぎてファンの人に申し訳ないです)


 弓坂さんは同じ顔をしていてもさつきには抱かなかった感情を摩子に抱いてしまったんだと、個人的に解釈してる。俺がこの子を守りたいと思っていたんじゃないかな。

摩子は初恋もまだなお嬢様なので弓坂さんへの気持ちが恋だったと自覚はしていなかったと思う。さつきに指摘されて初めてあれが恋だったと気付きそう。


 やさぐれ刑事の弓坂さんと、さつきに成り済ましながらも品の良さを隠せないお嬢様の摩子。

あーーーー!!!(とりあえず叫ぶ)

普段は二次創作しないんだけど、この二人は最終回のその後の展開を書きたくなってしまう。


なかなか進展しない摩子と弓坂にじれったくなったさつきが二人の恋の世話焼きすると思う。

妄想はかどる(๑♡⌓♡๑)

誰か〜、摩子と弓坂の二次小説書いてくれ……秒で読みに行くから……

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