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十角館の殺人(Hulu配信版 )

※Hulu配信のドラマ版【十角館の殺人】に関するネタバレはありません。


***


綾辻行人さんの【十角館の殺人】はミステリー小説好きには説明不要の作品ですね。


原作についてはこのエッセイのこちらの記事に書いています。犯人、トリック、結末のネタバレはしておりません。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054933914820/episodes/1177354054933915051


さてさて、そんなミステリー好き鉄板の推理小説【十角館の殺人】が2024年3月22日よりドラマ版がHuluにて配信されました。

物語の作中時期も3月なので作中と配信の開始時期を合わせてくるなんて、粋なことをしますねぇ。

ドラマはHulu限定配信です。他の動画配信サイトでの配信は現時点ではなさそうです。


実写化の情報を知った時の私の反応

「ど、ど、どうやって!!???アレを?映像化するわけ???え???だってさ、映像化ってことは………え???」

いや〜まさかの令和に、十角館の殺人のドラマを拝める日が来るなんて。


主演は奥 智哉さん、青木崇高さん他、仲村トオルさんなど、若手からベテラン役者さんまで揃っています。


十角館の殺人はざっくり分けると『本土パート』と『島パート』で分かれていて主演の奥 智哉さんと青木崇高さんは本土パートの役柄ですね。


島パートを担うミステリー研究会の大学生役の役者さん達はお名前はわかるけど……な人や、お名前もお顔もはじめまして……な方々が多く、原作の年齢と世代を合わせるならこういうメンツになるんだろうな、という印象でした。

主演の奥さんも私は存じ上げなかったので……(⁠๑⁠•⁠﹏⁠•⁠)


島パートの大学生メンバーのひとり、「エラリイ」が私のお気に入りキャラ(推しという言葉に嫌悪感を抱く人も一定数いるので、あえてお気に入りキャラと呼びます)ですが、エラリイはイメージしていた容貌とは違いました。


(役者さんの悪口ではないんだよ、私の脳内ビジュアルと合わないだけなんだよ)

私の中のエラリイはもっとシュッとしてるんだ……。

コミカライズ版のエラリイが私の脳内ビジュアルエラリイの再現レベル100だったせいもあるかな……。


私のように小説を脳内で映像化しながら読むタイプの人間は実写化の評価が手厳しくなりがちです。文字だけの小説は作中に描写された容姿の情報を取り入れつつも、ある程度は読者が自分のイメージする声や外見を当てはめて楽しめますが、実写化となるとそれが公式によって固定されてしまいますからね〜。


でも女子組の「アガサ」と「オルツィ」は、ああ、アガサとオルツィだなと納得。「カー」はカーにしてはイケメン過ぎる気もするけど、ちゃんと「カー」でした。


惨劇の舞台となる十角館の再現度は満点。あの気の狂った館が本当に実在している……。

あと例の十角形のコーヒーカップも再現度◎で良かった。おそらく原作既読のほとんどの人は、コーヒーカップがズームで映った時に画面を一時停止してカップの角を数えているはず。笑


コミカライズ版も読んでいて楽しかったし、なんだかんだ言いながらも今回のドラマも楽しめました。

犯人も殺される人達もトリックも、全部知っているのに楽しいミステリーは本当に面白い証拠ですよね。


ミステリー・サスペンス系ドラマで埋め尽くされている私の動画配信サイトのマイリスト。

恋愛ドラマや恋愛小説が好きなイメージ〜と昔から友人に言われがちな私ですが、実態は恋愛ドラマも恋愛小説も嫌いではないけどそこにミステリー要素があればなおよし、そしてクローズドサークルミステリーが一番の大好物なミステリーオタクです。


動画サイトのマイリストは絶対誰にも見せられない……。

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