Two midhty rivals(魔法のiらんど)
【Two midhty rivals】/那野ユーリ様
掲載サイト・モバスペ、魔法のiらんど
42.2万文字、完結
数年前のまだ書き手として作品を投稿した経験のない純粋な読み専時代にモバスペで巡り合いました。セリフや内容を暗記するくらい読み耽った大好きな作品です。
ちょいエロありの甘々溺愛ラブストーリー。
高校入学を機に新しい町に引っ越してきたリリは、通うはずの高校の塀にとんでもないラクガキを発見してしまう。
あんな学校に通うの……?と不安に包まれるリリの高校生活は幕開け早々、波乱の嵐。
リリはまだ知らなかった。この学校にはKINGと恐れられた男がいたのだと──。
◇◇◇
▼個人的な見どころポイント
*イケメンもりもりてんこもり
★★★★★
清楚系美少女のリリがヤンキー学校に通ってしまうのですが、姫を守る帝王と騎士軍団がホストクラブか?並のイケメン揃い。
KINGの玲と側近ナンバー2のユーマが特に格好いい。この二人の何も言わなくても分かりあえてる友達感が非常に良き。
男の友情尊い。……なのにユーマは色々切ないのがたまんねぇえええ!
玲派になるかユーマ派になるか。
玲は序盤は無口で無表情で何考えてるのかわからないんですよ。だから序盤ではユーマの方がセリフは多いです。笑
でも玲がリリにだけ見せる優しさや、実は口下手で不器用なだけじゃんっ!っていう可愛いところが見えてくると急に真っ逆さまに玲沼に落ちます。はなぢ。
私は玲さまの色気に落ちつつ、ちょっぴりユーマに浮気してます。
*設定はありえないのに何故かハマってしまうレベル
★★★★★
設定は古き良きケータイ小説時代の香りがします。
美少女のリリとKINGと呼ばれる不良イケメンの玲の恋物語だけではなく、玲が任侠の組の若頭でもあり、敵対する組を絡めた揉め事なんかも展開されます。
こちらの作品とケータイ小説ジャンルへの揶揄や、けなす意図はありませんが、悲しいかな。ある程度の年齢を重ねると現実を思い知ってしまっている分、フィクションの見方は厳しくなりがちですよね。
現実では高校生がヤクザの組の若頭だったりはしないでしょうし、裏社会の揉め事に子供がそうそう口を出せるものでもない。
けれど先日、久々に読みたくなってタイトルを検索して読んでみると結末も知っているのに懐かしくて、いつの間にか没頭していました。例えるなら思春期の頃に夢中になって読み耽った少女漫画を大人になって再び楽しめたような感覚です。
うんうん、これはあくまでもフィクションだからね。細部までツッコミ入れ始めたらフィクションを楽しめなくなるよね。
一度好きになったものは、やっぱりいつまでも好きなままなんですよ(*˘︶˘*).。*♡
文体はこのまま書籍化してもおかしくないほど綺麗に整っていて読みやすいです。
巧妙に張られた伏線、魅力的なキャラ達、会話文のテンポの良さ、物語の構成を見ても作者様は小説を書き慣れていらっしゃる方だと思います。
むしろなんで書籍化か漫画化してないの!?モバスペ時代からの固定ファンが結構いると思うんだけど!?
超絶美麗な玲さまの最強ビジュアルを拝みたいので漫画化を激しく希望します!!
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