不遇の花詠み仙女は後宮の花となる(カクヨム)★書籍化

【不遇の花詠み仙女は後宮の花となる】/松藤かるり様

https://kakuyomu.jp/works/16816452219320631775

掲載サイト・カクヨム、エブリスタ、ノベマ


角川ビーンズ文庫より2022年11月1日に書籍発売

書籍版タイトル【後宮の花詠み仙女 白百合は秘めたる恋慕を告げる】


 最初に見つけた場所がノベマだったので私はノベマで閲覧しました。その後にカクヨムとエブリスタでもこちらの作品を発見。


文字数

カクヨム版 13.4万文字

エブリスタ版 13.4万文字

ノベマ版 14.3万文字

どのサイトでも完結


 ノベマ版のみ文字数が多めのようです。投稿サイトによって文字数のカウント方法が違いますからね。

確認で三つのサイトを開いてみましたが、どのサイトでも最終章まで公開されていますので内容の差はなさそうです。



 主人公の紅妍こうけんは花が視た記憶を辿ることができる術師。

鬼霊と呼ばれる禍々しい存在と呪詛に苦しめられている帝を救って欲しいと第四皇子に頼まれ、彼女は素性を隠して現皇帝の妃として後宮入りします。


 皇帝の不調の原因は呪詛か鬼霊か、第四皇子から受けた密命のために素性を隠して後宮内の調査に出掛けるも、立ち塞がるようにめんどくさい奴がひとりふたりと現れて、前途多難さぁ大変っ。


◇◇◇

▼個人的な見どころポイント


*花詠みと花渡しの美しさ

★★★★★

 牡丹、芍薬しゃくやくや百合など、紅妍こうけんが術を行う時や日常の描写の端々にも沢山の花の名前が登場します。


花を使った花渡しと言う術の場面の描写が優美で、読んでいて情景が浮かんでくるようでした。

これは第四皇子も見惚れます。紅妍様は可愛いしお美しいし気高い。



*第四皇子様のツンデレ具合

★★★★☆

 鬼霊への対処の仕方を巡って当初は反発し合う紅妍様と第四皇子様ですが……だんだんと皇子がデレてくるんですよ!そうこなくっちゃっ!



*鬼霊の禍々しさ

★★★★★

 紅妍様と第四皇子様のツンデレ攻防戦をニヨニヨ楽しんでいたのにっ!イチャラブだけでは終わらせてくれない。

奴らは突然現れる。

作者様の書き込みの表現が巧みな分、鬼霊の姿が容易に想像できてホラー……。


特にラスボスが現れた時は「で、でたー!」とベタなリアクションをしてしまいました。指に黒百合が咲いているのは普通に怖い。


書籍化おめでとうございます〜╰⁠(⁠*⁠´⁠︶⁠`⁠*⁠)⁠╯

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