幽霊の年間行事について
幽霊たちは、基本、人間と同じような年間行事をする。というより、人間がおこなっている行事に、こっそりと参加する。
春のお彼岸の日と、秋のお彼岸の日は、どの幽霊企業も幽霊学校も休日である。
人間がお盆で墓参りをしているとき、幽霊たちは、お墓まで駆けつけて、見えないながら人間に感謝を伝えるのが慣習となっている。これは、お墓申しと呼ばれており、夏の伝統行事だ。
しかし、夏は、幽霊にとって喜ばしい季節ではない。夏になると人間社会では怪談とかホラーとかが流行りはじめるが、その影響で、人間の幽霊への警戒心が強まる。すると、一部の幽霊がヘマを犯し、人間にバレてしまったりする。人間にバレることは、過失であっても、刑法犯として取り締まられるので、注意せねばいけない。
幽霊社会は、人間社会よりもゆったりしている。週休4日制が基本であり、週に3日間しか働かない。それでも食べていける。
続いて、経済・社会・政治システムを見ていこう。
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