第8話 短編と長編

長編を書くのが好きだ。

沢山の設定を詰め込めるし、色々なキャラが出せるし、話を深められる。

(自分の場合は気のせいかもしれないけれど)



でも、短編が書けないのは悔しかった。


長編は書き終わった達成感を味わうまでが長過ぎるし、

途中で他の話が書きたくなったりもするし。


ずっと、短い文章で、起承転結が出来る人を羨ましがっていた。



そこで書き始めたのが、とある物語。

短編連作だ。


これなら長編でもあるけれど短編でもある。

一つの話を書き終えるたび、ちょっとだけ充足感がある。

短い話の練習にちょうど良い。



ただ、一つの話が長くなりがちなのが、最近の悩み。


やっぱり自分は長編向きなのだなと、

推敲の大鉈おおなたを振るいながら落ち込む。


そんな時は、ネットで短編小説の定義を調べて、

ネガティブな考えを修正する。


ただ、ジャンルによっても

定義は変わってくるのかなと調べながら思った。



◇後書き

拙作「家出物語(仮)」は中編だと思い込んできましたが、定義にめるとまだまだ短編の範疇はんちゅうらしくてビックリです。

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