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 ブラックゴーストはピリピリしている。

マッチの火でも爆発しそうな勢いだ。


 「俺たちが虐げられてきた、その怨みを晴らしてくれん」

 一斉にブラックゴーストは髑髏のお面を取り外し、プリチーウィッチズは驚いた。

 そこには全て男性が立っていた。

 彼女達は驚きついでにイケメンを探した。

 ブラックゴーストは可愛い女の子を探した。

 

 ポエムが何事かと走って来るとピリピリした空気に唖然とする。

 シュッと横に何かが横切る、ツツーとクモの糸のような傷がほっぺに刻印された。

 ポエムはそれに触れると生暖かさを感じる。

 それは血であった、いつの間にかポエムの頬に水の矢で放たれたのだ。

 それはブラックゴーストの隊員が威嚇のために放ったれた物だった。

 

 それを合図にプリチーウィッチズも攻撃を始める。

 空に手をかざしてそれぞれが得意な属性の魔法を放つ。

 色々な色彩の魔法がぶつかり合い大きな音が草原を騒がしくした。

 まるで戦争である、魔法戦争だ。


 そして元ウィッチクラフトアカデミーの地下に侵入する者が二人いた。

 ブラックゴーストのリーダーギュスターヴとダンテであった。


  狙いは聖なる護符タリズマングングニルである。

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