3
「あのムニカとカレンとかいう奴らはいったい何者なのだ?」
ブラックゴーストのギュスターヴはポエムにつめよる。
「言ったでしょ、昔の同級生だって」
またその答えかと頭を抱える(勿論自分の)ギュスターヴ。
それもそのはずポエムも何故あの二人があのような武器を使っているのかさっぱり分からなかったのだ。
(知らないわよ、私のカレンがよりによってムニカと一緒だったなんて)
ギリリと歯軋りをするポエム。
「まぁ誰でもいいでしょう、しかしあのタリズマンという英雄武器はそちらだけ独占するというのはいかがなものかと思います。あのような強いダークウィッチが現れるようなれば、我々のブラックゴーストにも必要となります」
ポエムは手をヒラヒラさせながら言う。
「じゃぁもうあなた達は手伝わなくていいわよ、あのグングニルがあればダークウィッチは倒せる事ができるもの」
ギュスターヴは驚愕する。
「それでは我々の存在意義はどうなるのですか?」
しっしっと追い払うような仕草をするポエム。
「もういいのよ」
ぎゅっと握り拳を作るギュスターヴ。
「分かりました。同盟は破棄という事ですね」
地下室のアジトにギュスターヴはたどり着いた。
そらみろという顔をアジトにいた男がしていたのでギュスターヴは顔を背ける。
「分かったお前はいつも正しいよ、ダンテ」
ダンテという男はコツりとテーブルの上のチェス盤のルークを動かす。
「奪いとるしかない。グングニルを」
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