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 次の日にポエムはブラックゴースト達と手を組む事をプリチーウィッチズの隊員達に宣告した。

 みかん箱に乗っかってこの事を伝えたのである。

 ポエムのこの宣言によりやはり隊員達はどよめきはじめる。

 「反対」や「なんで私達に相談もなく」と怒りを露にしてる者もいた。

 すると後ろにある扉から仮面を被った人物が二人やってきた。ブラックゴーストの隊長ギュスターヴとその手下である。

 ざわめきはじめる群衆。

 「協力するってその仮面をとってから言ってくださらない?」

 頬に傷のあるたてまきロールの隊員が言った。チョココロネのような髪型が。

 うなづいている者やざわめく声が息を吸ったら消えそうな狭い部屋をぎゅうぎゅにつめこんだ。

 「みんなが困惑したり私が独断で決めたのは悪いとは思っている、でもあの人達とは仮面を被って協力してもらう。この人達と協力すればダークウィッチをすぐに倒せるようになるかもしれない、また一緒に……」

 そこでウルスラことポエムは息をのんだ。

 「また一緒に学校で勉強しよ」

 このプリチーウィッチズはポエムとの同級生が大半である。

すすり泣く声が聞こえる。

 「分かりましたわ、隊員の指示に従いますわ、でもわたくしはブラックなんとかとはお世話になりませんことよ。クラウル解放は皆の目標ですわ」

 先ほどのお嬢様風の女の子がそう言うと隊員達はパチパチと手をたたく。

 そしてギュスターヴはいつの間にか消えていた。


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