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保健室の砕かれた天井の上にはダークウィッチがカレンの腕を握っていた。
カレンは恐ろしさのあまり気絶をしていて意識がなかった。
彼女は骨をぬかれたようにぶら下がっている。
ダークウィッチを睨み付けながらムニカは激怒した、普段温厚そうな彼がこのように怒りを
友達をさらわれてはいくら彼でも怒るであろう。
「あなた達はいきなり現れて女の子をさらうなんていったい何なんですか!?」
ダークウィッチに届けとばかりにムニカの怒りの咆哮がなりはためく。
ポエムがブルドーザーのように走ってきた。
彼女も戦っていたのであろう、所々に傷があり制服が破られていた。
その時辺りがどよめきポエムが絶句した。
ダークウィッチがカレンを吸収している!
他の生徒も何がなんだか分からず手をパーの形をして口元にもっていっていた。
「ダークウィッチの分際で私のカレンに何してんのよ!!」
ムニカに負けないほどのポエムの叫び声が木造の古い校舎を震わせた。
それを合図にダークウィッチの軍団は全てウィッチクラフトアカデミーから離れていった。
空は何事もなかったように青空であった。
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