海に向かってへの応援コメント
何だかもう……泣けて泣けて……
変化していく自分を葵は受け入れられる訳がないけど、優斗の変わらない態度で心が癒されていくのを見て、何だか嬉しくなりました。
人は見た目で惹かれるのがほとんどだけど、幼い時からお互いに好きだったからこその深い愛情ってありますよね。
この二人がずっと一緒にいられたらいいなと思います。
究極の純粋な愛の形を見た気分です。
なんだか飛鳥さんの物語には根底にちゃんと愛情がありますよね。
作者からの返信
森嶋あまみさん
コメントありがとうございます!
人はどうしても見た目で判断してしまいますからね。
しかし今作の二人は心の奥底で分かりあってるような気がします。
綺麗事かもしれませんが、綺麗事を書けるのも小説のいいところかなと。
愛があるなんて言ってもらえて嬉しいです!
ありがとうございました!
海に向かってへの応援コメント
こんなに純粋な愛の形を受け取ることになるとは思いませんでした。
やっぱり人間が見た目に左右される生き物なのは事実で、ご両親のように真っ直ぐ見られなくなったり現実を受け止めきれない反応が大多数だと思うんですよね…。
そんなことものともせず、彼だけが彼女のことを真っ直ぐ見つめて受け入れ続けていたというのが、一種の完成された愛の形なのかなと。
切なくも温かいお話でした。
作者からの返信
青桐美幸さん
コメントありがとうございます!
人は見た目が9割とは言われますが、やっぱり見た目だけじゃない愛を信じてみたいものですよね。
物語だからこそ書ける純粋な綺麗事だと思います。
お読み頂きありがとうございました。
海に向かってへの応援コメント
とてもあたたかく、柔らかい気持ちになりました。
私は最後、終わりの文がとても好きです。サイレンの音が近づいているのに逃げるとかこれからどうしようとかそういう事は全く考えずに、目を閉じて「潮の匂い」を吸い込むという、今この瞬間に夢中になっているような終わり方が、2人の年代や真っ直ぐな彼の気持ちにすごく合っているような気がしました。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
瞳さん
コメントありがとうございます!
そうなんです!
ラストに表現したかったのはパトカーのサイレンが近づいているという緊迫感の中でさえ、二人だけの世界にいるんだという空気感でした。
それが伝わったのなら本望です。
お読み頂きありがとうございました!
海に向かってへの応援コメント
短い中に時間の流れと心の動きが丁寧に映されていて、すっと物語に入れました。もちろんテーマ性、メッセージ性も含めて、とっても素敵でした!
例えばある日、自分の隣にいる人の姿形が全く別の何かになってしまったとして、それでも同じ強さで想い続けられる、そのくらいの切実さで誰かのことを愛していた瞬間って、今までどれだけあっただろうか、なんて電車に揺られながら少し考えてしまいました。
しんみりしてすみません(笑)
「ある日、トリケラ」というタイトルも語感も含めてとても素敵ですね。
ゆうくん側から見た、「ある日、(あなたにとって大切な人の身体が)トリケラ(トプスになってしまったとして、それでもその人を愛せるだろうか)」でもあるし、あーちゃん側から見た、「ある日、(私の身体が)トリケラ(トプスになってしまったとして、それでも私を愛してくれる人はいるのだろうか)」でもある。
人は誰しも、誰かを愛したい願望と、誰かに愛されたい願望の両方を抱えているものだから、「ある日、トリケラトプスになってしまったとして」みたいな一方向からのタイトルにしなかったからこそ、感情移入のしやすさも含めて、作品の魅力が倍増してるんじゃないかな、なんて感じました。
最後は完全に邪推になりました、的外れだったらごめんなさい...(笑)
作者からの返信
國枝さん
コメントありがとうございます!
なるほど。
言われてみると確かに、この話はゆうくん側から見た物語ですが、反面あーちゃん側からの視点もあるわけですね。
こういうことは現実世界でもありえて、
例えば事故や病気で身体が欠損したり、顔が変わってしまっても、恋人を愛し続けられるだろうか。
現実には諦めてしまうかもしれないですが、今作では寄り添うと決めた。
綺麗事かもしれませんが、綺麗事を書けるのもまた小説の良さかなと。
あと、タイトルを誉めてもらえてすごく嬉しいです。
語呂の良さは自分でも気に入ってます。笑
ありがとうございました!
海に向かってへの応援コメント
お邪魔いたします。
>姿形が変わっても、変わらない愛の物語。
紹介文にあったこの一文がこのお話の真ん中に常にありました。まさに心温まる物語。
昔、当たり前に呼んでいた「あーちゃん」というあだ名、久々に呼ぶときの気恥ずかしさから詰まってしまったんだろうなって。そのシーンでキュンッとしました。
以降のゆうくん、いいですね。あーちゃんにとっての王子様。
最後のシーン、描き方が素敵でした♪ 近づいてくる潮の匂いとパトカーのサイレン。緊迫感溢れるハラハラドキドキの中、「二人の変わらぬ愛」をしっかりと感じたままキュンキュンも楽しめたのですもの。
最初から最後まで心に温かく柔らかいものを感じながら楽しむことができました。ありがとうございました!!
作者からの返信
丸和華さん
コメントありがとうございます!
思春期特有の照れといいますか、異性をアダ名で呼ぶのってちょっとためらいがありますよね。
そしてラストシーンに言及してくださってとても嬉しいです!
パトカーに捕まるのが先か、海に辿り着くのが先か。
でも、二人にとってはもやはどっちでもいいんですよね。
最後まで寄り添うと決めた。
その気持ちだけでいいんだと思います。
素敵なコメントありがとうございました。
海に向かってへの応援コメント
最後のトリケラトプスに完全に変わってしまって、家を壊して出て行ったあーちゃんは、諦めてしまった親や人間または自分からの開放が描かれているのかな。
ラストに届くメッセージで、あーちゃんが迷惑を掛けたことを気にしているのが切なかったです。
海は生物の起源の場所で、ゆうくんと二人で海を目指すのも、悲劇なのにどこか希望もある終わり方だなーって思いました。
作者からの返信
そらたん
コメント&レビューありがとう!
そうなんだよね。
家を壊したってことはもう戻れないことの表れというか、そういうことかもしれないね。
そして海っていうのはおっしゃる通り生物の起源のようなところで、そこに二人はある意味「帰っていく」のかもしれないね。
自分で書いたのに解釈が定まってないんだけど、こんな風に色々な人の解釈を聞けるのは嬉しいね。
海に向かってへの応援コメント
お名前は拝見してましたが、こうやってコメント残したりするのは初めてで緊張しますが……とても優しいお話だなぁと、読後暫くぼうっとしてしまいました。
二人の、恐竜になってしまった彼女の結末をはっきり描くことなく読者に委ねる形というのもまた、不思議な余韻を残すようで。。。とにかく凄く心に響くお話でした!
彼女の顔半分が変化して、アォアォ言ってるシーンが切なかったです。
作者からの返信
月音さん
コメントありがとうございます!
緊張しながらもコメントしていただき大変嬉しく思います。
また、作品の余韻について言及していただきとても嬉しいです。
余韻がある作品を書きたいと常々思っているからです。
二人は無事に海に到着できたのか、はたまた警察などに捕まってしまうのか。
でも実際はそんなことどうでもいいと思ってるんですね。
姿が変わっても、二人で約束した海に向かうという行為。
これでこの物語は完結するのです。
おそらく、顔半分が変化してアオアオ言ってる時が一番醜かったんじゃないかな?
それでもゆうくんは寄り添うことを決めた。
ここで、彼の心が決まったように思います。
なので切ないですが決意の瞬間でもあるオットセイの鳴き声は、彼らにとっても必要な瞬間だったのかも知れません。
お読み頂きありがとうございました。
海に向かってへの応援コメント
姿かたちが変われども、ゆうくんはあーちゃんを大切だし、それが愛だなと思いました。
読み上げたい、誰か朗読してくれんかな。
そんな一作のような気がします。
あー、その後の二人が気になる……でも多分、そこを知りたいと言うのは野暮でしょう。笑
作者からの返信
佑佳さん
こちらに返信するのを忘れておりました。
コメントありがとうございます!
愛する人が変わってしまった時、人はどこまで許容出来るのか。
事故や病気でいつ自分も変わってしまうか分からないですが、心は変わらずにいられるのか。
綺麗事だからこそ、小説としての意味があるのかなと思います。
声に出して読みたいなんて素敵な誉め言葉ありがとうございました!
海に向かってへの応援コメント
唸りました。
読み終わったあとこう、唸るんですよね。いいものを読むと。
『「ねぇ、今日もお祈りして」と。』
グッときました。葵さんの魅力は優斗さんを通して綴られていますが、この一言が彼女の純粋さと不安に立ち向かっている強さとでも折れそうな弱さを表現していて、素晴らしいと思いました。
『「アォアォ」と聞こえるそれはまるでオットセイのような泣き声だった。』
これは、書いているときに飛鳥休暇さんも辛かったんじゃあないかなって思いました。基本的にヒロインはかわいく美しく描きたくて、そのヒロインをオットセイに例えるのは……。ここで作者の覚悟みたいなものを感じました。だから「ああ、これ戻らねえんだ」と言う気持ちにもなって、ラストへ向かうまでに心の準備が出来ました。
『「あ、あたひも、……あたひもすひ」』
これを見たとき、「ちゃんと好きって言いたかっただろうな」って思いました。でも、最後の言葉ももはやいらない完成しきった二人を見て、「あのときすでにちゃんと言ってたんじゃん。良かった」と言う気になりました。どんな言葉で伝えるかじゃあなくて、真意が伝わればいいんですよね。
これは愛の物語なんですね。
形が変わっても変わらないもの。言葉がなくなっても繋がり合えるもの。
トリケラトプスって、あんなに強そうなのに草食なんですよね。
身を守るための角なんですよね。
彼女はなにかから身を守らなければいけなかった。
それがなんなのかは、多分彼女自身を見るより、読者自身を見るべきなんだなと思いました。
非日常、非正常。でも、すべてを受け入れられました。
きっとこのあと二人は海で楽しく遊ぶんですよ。
私たちが辿り着くべき愛の場所へ、二人は誰よりも早くゴールしただけなんです。
だからバッドエンドじゃない。
パーフェクトエンドです。
素晴らしい物語を、ありがとうございました。
作者からの返信
詩一さん
コメント、レビューありがとうございました!
今作はアップ当初の反応が悪く「あぁ、やっぱり筆力が足らなかったか」とヘコんでいたのですが、徐々に反応が頂けて喜んでおります。
「ねぇ、今日もお祈りして」
このセリフは僕も好きでして、二人の関係性や彼女の不安、すがりたい思いが表現出来ているかなと思っております。
また、僕はヒロインを可愛く、ヒーローをかっこよく描きたいという欲求はない人間なんですね。
それよりも、頭に浮かんだ物語をちゃんと表現したいという思いのほうが強いように思います。
だから、ヒロインがオットセイであるべきならオットセイとしてちゃんと表現する。
ここに辛さや負い目はないのです。
辛いことがあるとすれば自分の筆力が足りずに彼ら彼女らに読者に伝わらない無駄な動きをさせてしまうことです。
だからこそ、少しでも伝わったと感じると嬉しいですし、伝わらなかったと感じるとへこむんですよね。
登場人物に申し訳ないという気持ちでいっぱいになります。
さて、この物語は詩一さんも言っているように愛の物語です。
愛する人が変容したとき、病気になったとき、醜い容姿になったとき。
どこまで寄り添えるだろう。
彼のように強い気持ちは持てないかもしれない。
だからこそ、お話として書きたかったのかもしれません。
自分の理想を託して。
なので、詩一さんが「パーフェクトエンディング」と表現してくださって腑に落ちた気持ちになりました。
あまりにも理想過ぎる愛の形。
どこかで自分も、それを追いかけているのかもしれませんね。
お読み頂きありがとうございました。
海に向かってへの応援コメント
人間のピュアな美しい心情に訴える素晴らしい作品でした!
僕も昔、自分の足が皮膚病で大変なことになったとき、人が人ならざるものに変身する話を書いたことがあるのですが、ありきたりな自己憐憫と自己陶酔くらいしか見いだせずに未発表のまま腐らせてしまいました。
全然関係ないながら、こういう形で美しく完成されているのを読むと未練が成仏する思いですw
ありがとうございました! ^^
作者からの返信
エディ・K・Cさん
コメントありがとうございます!
美しく完成されているとのお言葉とても嬉しいです。
人が変化する物語は余多あるかと思いますし、この物語も奇抜なものではないと思います。
だからこそ、二人の物語で少しでも心に残るものがあったのならこれほど嬉しいことはありません。
お読み頂きありがとうございました。
海に向かってへの応援コメント
とてもよかったです……😭
こういうのにとても弱いっす……。
自分が死ぬ前にメッセージ予約(もしくは手紙)ってのは良くあるかもしれませんが、彼女はまだ生きていて言葉が喋れない状態というのは、非常に切ない。
変身してなお海に向かうのも王道ではありますが、
予測できても止まらぬ感動。これは紛れもない小説の力。ストーリーと小説の違いだと思います。
蜥蜴の国でも思いましたが、言葉のないやりとり書くのが見事ですね……。
作者からの返信
野良さん
コメントありがとうございます!
頭に浮かんだストーリーを、少しでも小説として昇華出来たのであれば嬉しいですね。
言葉の通じない相手とのコミュニケーションってなんかエモいですよね。
今回は真っ直ぐに、寄り道することなく二人の物語を書きたかったので、少しでも伝わったのなら嬉しいです。
ありがとうございました!
編集済
海に向かってへの応援コメント
学生時代に仲が良かったけど互いに仕事に就いて遠くで暮らしていた異性の友だち。悪性の病気で亡くなったこと、今夜がお通夜であることの連絡を受け、夜遅くに斎場にたどり着いた。
この作品を読ませていただき、なぜか、そのときの悲しさを思い出しています。良い小説は、読んだ人の私的な経験や思いを呼び起こしながら、感情を揺り動かすことがあります。
本作を読み胸がざわついています。私ができなかったことを彼はやってくれた。そう思うと、この名前の付けられない感情も嫌なものではありません。
良い小説をありがとうございました。
作者からの返信
Hisao64320さん
コメントありがとうございます。
そして、この素敵なコメントで僕の心が震えております。
あの時こうしていればという後悔は誰にもあると思いますが、別れの思い出は中々心から離れてくれないものです。
今作の彼は寄り添うことを決めました。
とても強い決断だと思います。
せめて作品の中だけは、綺麗事でもいいと思います。
また、誰かの心を震わせたいと思って小説を書いている僕にとって、こういった感想こそが明日を生きる糧となります。
お読み頂きありがとうございました。
海に向かってへの応援コメント
トリケラが本当の恐竜になるという発想、斬新ですね。
象徴的なものだと思っていたので……。
あーちゃんの恐怖を支えて守り続ける『僕』
純愛ですね。ラストに向かって胸がきゅうってなりました。
この二人がどうなったのか読者が答えを出すのかしら?
うーん、やはりハッピーエンドを望みます。
素敵なお話をありがとうございます。
教えて下さり感謝いたしますm(__)m