第12話世界観と用語プチ解説Part2

〇”パラサイト”

「彼」の組み上げた論理演算スキームを使用して実用化されたシステムやコードを運用、管理している団体・組織・人員を揶揄する表現。

または「聖典」の概念理論を下敷きにして組まれた魔術術式を指すこともあるスラングである。

明らかな侮蔑表現の為、公式の場で口にする事は厳禁という不文律は一般的なようだ。


〇アルカナ・コード

大アルカナの名を戴く「アルカナ・メンバー」がかつて構築した「世界」を管理・運営する為の魔術的構築理論。導知評議会が実質的管理権を保持している今でも魔術文化圏の現場では常識として運用に用いられている。


〇スナップ・キッズ

クリエイト・マスターとの通り名を持つクラリス・パラケルススが作り出した、「視覚映像記憶能力を持つホムンクルス個体の認知・認識ネットワーク」、またはその構成個体を指す固有名詞。

魔術文化圏のみならず、世界全体に配置されているとの噂があるが真偽を確かめた者はいないようである。


〇「ドライブ・シフト」

「運用効率の悪い”前世代”のロジックを進化させて次世代の管理構造を構築しよう」という名目で進められている先端技術改革論。

だが実際のところは「無謬の石」を使ったオーバーテクノロジーを組織内部で独占し、他勢力の追随を許さぬ軍事力を手に入れようとの思惑を持った人間たちが標榜しているもののようだ。

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水瓶座の時代の乙女達”フューチャー・メモリアル” @sinati

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