第11話世界観と用語プチ解説Part1
〇ミス・オーロラコード
表向きのプロフィールとしては「七色の波長を持つ刻印を操る古代式魔術使いであり、「始祖」の血を引く執行役員会古参メンバーの一人」とされているが、事実は「五人会議」をセッティングした”古老”の一人であるようだ。しかし見た目は十代前半の少女の姿であるらしい。本名は不明。
刻んだ刻印は自律した自我を持っているとも噂されている。
創作系ケーキが好きでコーヒーより紅茶党。
〇カバラのセフィラ
どちらかといえば儀式運用担当のアルカナメンバーとは違い、魔術の現場運用を取り仕切る執行役員会幹部のメンバー。現在は導知評議会という名の意思決定機関を稼働させており評議会においても実質的な執行役員と位置付けられている。
評議会の議長は「ケテル」のセフィラであるルーベラ・アイスフィールドが務めている。
〇封鍵
指定領域の「秩序」を設定できる触媒や魔導書の類の総称として使われる言葉。
その力の強大さにより度々神格化されてその地の不文律を形成することも少なくない。
しかし「担い手」と呼ばれる生まれつきの才覚と封鍵そのものに選ばれた者にしかその能力は扱えないものであるようだ。
〇イージス・チャネル
「自律式の情報統括領域の連立稼働による敵性情報及び情報体迎撃を行う整備経路」というのが名目であるが、実質的なサイバー空間の制圧・支配システムとして組まれたのは現場の人間から見れば自明であるようだ。
このシステムの草案企画者は最初から斎木のネットワークのみならず日本のあらゆる防衛ネットワークを支配下に置くことを真面目に考えていたらしい。
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