第36話 黄金の魔法の力 金色の瞳

黙って エイルを睨むアムネジア

「・・・自分の心配をしなさい エルトニア姫・・エイル」


「・・・本当に貴方は綺麗だわ 女好きの巨人族の王も喜ぶわ

でも その前に 私があなたを所有する・・」


今度はアムネジアの瞳が金色に光り輝く


「あ・・・」


「この金の瞳 私はお父様の力も受け継いでいるのよ 

まあ・・先読み・・予知は出来ないけれど

それとアーシュ兄様の方は力を受け継いだかどうかは知らない」 


「人の心に入り込む力・・人を惑わす力・・抗えないでしょう?

ほら 身体が麻痺したように 動けない」


「あ・・・」エイルの表情に恐怖が浮かぶ


エイルを睨みつけたまま 言う


「巨人族の王に 手籠めにされる前に 私の物にする・・私の物である証を

刻んであげる」


傍に引き寄せ 服を引っ張る時にエイルの胸元に触れる

「あら・・?」


それに気が付き・・確認する為に 

エイルに 先の黒の王 竜の王から受け継いだ

過去見の力を使う


「あら 貴方 まだ完全には女性化はしてないのね・・しかも

アーシュ兄様たら 貴方を抱いても いない


案外 奥手ね

最初の相手が あの乱暴な巨人族の王になるなんて」クスクスと笑う


「・・・・」何かを言おうとするが 身体が麻痺して 何も喋れない

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