後々

第4話 あの日あの時ある約束

 未解決だった事件を解決に導いた。

 しかし、なぜ僕に、精鋭達が集結したかと問われれば、そこには片桐との約束があった。

 ある日のことである。

 僕の元に一本の電話が鳴った。電話の主は従兄弟の小雨堂からだった。どうやらロボットの異常により、中に閉じ込められたらしい。

 早速、将棋スペースに戻った僕は荷物を手に取り、店を出ようとする。

 すると、名残惜しそうに「もう行っちゃうのかい、わちを置いて」と、ボソッと耳元で言った。それに対して「今度また、」と返した。

 再度対局した時に聞いたのだが、見送った後、片桐はもう一方の将棋スペースに店長の若林さんと対局していた渡部さんに情報を広めたそうだ。

 そこから数日後、この一言が未解決だった事件に大きく解決へと導いた。


「(今度また、やろうね)」

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悪魔への号砲 DarkPython<bl> @macT

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