第2話 攻撃

ギィッギィー、ギーーー、ギィッギィーー


「やったぞ」


「ふぅ」


「うお、開いた」


 カフェインを補給して、落ち着きを取り戻し、ついに精鋭達が知恵を出し合って、難解だった、カプセル装置を解除することに成功した。


「スゴいじゃも、何かやってらっしゃったのですか? 」


「こう見えても僕、プログラムを教えるコーチャーなもので。」


 けれど、決して一人の力だけでなく、みんなの協力のおかげである。

 例えば、片桐は情報をかき集める為の包囲網が人一倍握っている。

 その為、問題解決能力に長けている神道邪心しんどうじゃしんへと情報が入り込み、協力を要請した。

 彼は過去に前途多難な経営状況を打破し、一部上場企業に昇格させた一人である。


「片桐様、力を与えてくれてありがとう」


 一言お礼を伝えている間にもみるみる、装置が解除されていく。もうすっかり、見えなかった部分が露になったようだ。

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