第9話 明日への願い(7)

 5人は玉座に戻ってきた。辺りはますます暗くなっている。サラは不安になった。あとどれぐらいなんだろう。でも、焦ってばかりいたら時間を食って人間が絶滅してしまう。


 サラは闇の石板をはめた。石板はくぼみと一体になり、光り出した。あと1つになった。だが、本当にこれで王神龍の元に行けるんだろうか? サラは不安になった。だが、進めなければ何も起きない。


「残り1個か」


 光る床をじっと見て、サラは思った。全部集めると、何が起こるんだろう。


「あと少しだね」

「うん」

「頑張りましょ!」


 5人は最後の扉に向かった。いよいよこれが最後だ。その先の石板を取って、玉座の裏にはめた時、何が起こるんだろう。


 5人は扉の前にやって来た。その扉には時の印が刻まれている。その先には何があるんだろう。


「残るはここか」

「入ろう!」

「うん!」


 5人は扉の中に入った。中はつららだらけの洞窟だ。やはりここも最高神のいる祠をイメージしているようだ。


「つららだらけだ!」

「まるで最果ての祠のようだ」


 5人は最果ての祠のことを思い出した。今度はどんな仕掛けがあるんだろう。


「きっとこの先に石板があるはずだ! あと少しだ! 頑張ろう!」


 5人は期待を胸に進み始めた。だが、すぐに敵が襲い掛かってきた。2匹の黒いオオカミと3匹のドラゴンの戦士と2匹の黒いドラゴンとドラゴンの賢者だ。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。8匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。8匹は大きなダメージを受け、1匹の黒いオオカミと2匹のドラゴンの戦士は体がしびれた。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。8匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 ドラゴンの賢者は魔法で大量の隕石を落とした。だが5人はびくともしない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの賢者は表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの賢者はますます表情が苦しくなった。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「息絶えろ!」


 ドラゴンの戦士は光り輝く槍でサラを突いた。だが、サラの皮膚は硬く、槍が真っ二つに折れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 サラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。8匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は倒れた。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。5人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンは氷の息を吐いた。だが5人はびくともしない。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。7匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミは少し表情が苦しくなった。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。7匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。7匹は大きなダメージを受け、2匹の黒いオオカミはますます表情が苦しくなった。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いオオカミは倒れた。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。もう1匹の黒いオオカミは倒れた。


「死ね!」


 ドラゴンの戦士は目を赤く光らせた。突然、サムとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、サムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは灼熱の炎を吐いた。5匹は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは雷を吐いた。だが、5人はしびれない。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンはレミーに噛みついた。レミーは一撃で倒れた。


「命の奇跡を!」


 バズは魔法でレミーを復帰させた。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。5匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は少し表情が苦しくなった。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。5匹は大きなダメージを受け、3匹のドラゴンの戦士は表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。1匹のドラゴンの戦士が倒れた。


「ガオー!」


 サラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。4匹は大きなダメージを受け、2匹のドラゴンの戦士は倒れた。


「グルルル・・・」


 続けてサラは灼熱の炎を吐いた。だが2匹の黒いドラゴンはびくともしない。


「ガオー!」


 黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。5人は大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「ギャオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンはサムに噛みついた。だが、サムは倒れない。


「癒しの力を!」


 バズは魔法で5人を回復させた。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。2匹の黒いドラゴンは少し表情が苦しくなった。


「星の裁きを!」


 サムは魔法で大きな地響きを起こした。2匹の黒いドラゴンは表情が苦しくなった。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いドラゴンはますます表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。もう1匹の黒いドラゴンもますます表情が苦しくなった。


「とどめだ!」


 サラは灼熱の炎を吐いた。2匹の黒いドラゴンは倒れた。


「しつこいな」

「あと少しよ! 頑張りましょ!」


 5人は再び進み始めた。そこは凍り付く程に寒い。まるでサイカビレッジのようだ。


 しばらく進むと、洞窟の出口が見えてきた。その先には氷でできた部屋がある。


「出口だ!」

「今度はどんな部屋だ?」


 5人は出口に向かって走った。だが、あと少しの所で、敵が襲い掛かってきた。4匹の黒いオオカミと2匹の黒いドラゴンとドラゴンの賢者だ。


「炎の裁きを!」


 バズは魔法で巨大な火柱を起こした。だが7匹はびくともしない。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。7匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミの体がしびれた。


「星の裁きを!」


 サムは魔法で大量の隕石を落とした。7匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は少し表情が苦しくなった。


「天の裁きを!」


 ドラゴンの賢者は魔法で強烈な雷を落とした。だが5人はびくともしない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。ドラゴンの賢者は表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、炎を帯びた爪で何度も引っかいた。ドラゴンの賢者はますます表情が苦しくなった。


「死ね!」


 黒いオオカミは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。7匹は大きなダメージを受け、ドラゴンの賢者は倒れた。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンはサラに噛みついた。だが、サラの皮膚が硬く、歯が欠けた。


「ギャオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンはレミーに噛みついた。レミーは一撃で倒れた。


「命の奇跡を!」


 バズは魔法でレミーを復帰させた。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。6匹は大きなダメージを受け、4匹の黒いオオカミは少し表情が苦しくなった。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。6匹は大きなダメージを受けて、4匹の黒いオオカミは表情が苦しくなった。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。1匹の黒いオオカミは倒れた。


「ガオー!」


 サラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。5匹は大きなダメージを受け、3匹の黒いオオカミは倒れた。


「グルルル・・・」


 続けてサラは灼熱の炎を吐いた。2匹の黒いドラゴンは大きなダメージを受けたが、びくともしない。


「グルルル・・・」


 黒いドラゴンは氷の息を吐いた。だが、5人はびくともしない。


「ガオー!」


 もう1匹の黒いドラゴンは灼熱の炎を吐いた。それでも5人はびくともしない。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。2匹の黒いドラゴンは大きなダメージを受け、少し表情が苦しくなった。


「天の裁きを!」


 続けてバズは魔法で強烈な雷を落とした。2匹の黒いドラゴンは表情が苦しくなった。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。2匹の黒いドラゴンはますます表情が苦しくなった。


「それっ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いドラゴンは倒れた。


「とどめだ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。残った黒いドラゴンは倒れた。


 5人は部屋に入った。そこは氷でできた部屋で、側面には氷漬けになった怪物がいる。


「ここは?」

「氷張りの部屋だ!」


 と、サムは向こうにあり大きな黒いマンモスが目に入った。


「何だあの大きなマンモスは!」


 サラは黒いマンモスの前にある台座を見た。その上には石板がある。その石板を取れば何かが起こる。果たしてそれは王神龍の元にたどり着ける鍵となるのか?


「石板だ!」

「取るぞ!」

「うん」


 5人は石板を取った。その時、向こうの氷が崩れ、その向こうから黒いマンモスが現れた。黒いマンモスは動き出した。


「な、何だ?」

「氷が崩れて現れるとは!」


 黒いマンモスはゆっくりと5人に近づいてきた。狙っているようだ。


「ぐずぐず言ってないで、戦うわよ!」

「うん!」


 黒いマンモスが襲い掛かってきた。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。だが、黒いマンモスはびくともしない。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。それでも黒いマンモスはびくともしない。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。黒いマンモスはしびれない。


「それっ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。だが、黒いマンモスには全く効かない。


「食らえ!」


 マルコスは空高く飛び上がり、炎を帯びた爪で何度も引っかいた。この攻撃も全く効かないようだ。


「ガオー!」


 サラは灼熱の炎を吐いた。黒いマンモスの体に火が点かない。


「グルルル・・・」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。黒いマンモスは目を回さない。


「パオーン!」


 黒いマンモスは目を赤く光らせた。突然、マルコスは苦しみ出し、倒れた。


「命の奇跡を!」


 バズは魔法でマルコスを復帰させた。


「星の裁きを!」


 続けてバズは魔法で大量の隕石を落とした。黒いマンモスの表情は変わらない。


「炎の裁きを!」


 サムは魔法で巨大な火柱を起こした。それでも黒いマンモスの表情は変わらない。


「食らえ!」


 レミーは炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いマンモスは全く効いていないようだ。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。黒いマンモスの表情はちっとも変わらない。


「パオーン!」


 巨大なマンモスは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムとレミーは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーを復帰させた。


「ガオー!」


 サラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。それでも黒いマンモスはびくともしない。


「天の裁きを!」


 バズは魔法で強烈な雷を落とした。黒いマンモスの表情は変わらない。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。それでも黒いマンモスの表情は変わらない。


「大地の裁きを!」


 サムは魔法で大きな地響きを起こした。黒いマンモスはそれでもびくともしない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いマンモスには全く効いていないようだ。


「食らえ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。それでも黒いマンモスには全く効いていないようだ。


「ガオー!」


 黒いマンモスは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムとレミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となて、マルコスとサムとレミーとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 続けてサラは力強く羽ばたき、炎の竜巻を起こした。黒いマンモスは微動だにしない。


「星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。それでも黒いマンモスはびくともしない。


「炎の裁きを!」


 続けてバズは魔法で巨大な火柱を起こした。黒いマンモスの体に火が点かない。


「天の裁きを!」


 サムは魔法で強烈な雷を落とした。黒いマンモスの体はしびれない。


「それっ!」


 レミーは空高く飛び上がり、炎を帯びた剣で何度も斬りつけた。黒いマンモスの表情は変わらない。


「覚悟しろ!」


 マルコスは炎を帯びた爪で何度も引っかいた。それでも黒いマンモスの表情は変わらない。


「パオーン!」


 黒いマンモスは目を赤く光らせた。突然、マルコスとサムとレミーとバズは苦しみ出し、倒れた。


「不死鳥の力を、我に!」


 サラは不死鳥となって、マルコスとサムとレミーとバズを復帰させた。


「ガオー!」


 サラは空高く飛び上がり、炎をまとって体当たりした。黒いマンモスは非常い大きなダメージを受け、一気に表情が苦しくなった。


「とどめだ! 星の裁きを!」


 バズは魔法で大量の隕石を落とした。黒いマンモスは倒れた。


 黒いマンモスが倒れると、台座の後ろに魔法陣が現れた。ここに乗れば、玉座の裏に戻れる。


「これで全部そろったわね!」

「うん」


 5人は魔法陣に乗り、玉座の裏に戻ってきた。床は光り輝いている。だが、1つだけ、くぼみが光っていない。そこに石板をはめた時、何かが起こるかもしれない。


「早くはめよう!」


 サラは石板をはめた。石板は床と一体になり、光り輝いた。そして、その光はよりっそう強くなった。


「これで全部そろったわね」

「ああ」


 マルコスは石板をじっと見ていた。何が起こるんだろう。


「これで何が起こるんだろう?」


 突然、玉座の裏の壁が光った。5人は驚いた。


「壁が光った!」

「な、何だ?」


 光った壁は階段になった。その先は真っ暗だ。その階段はどこまでも続いているように見える。


「隠し階段か?」

「そうみたいだな」


 サラは首をかしげた。その階段はどこに続いているんだろう。


「一番高い所に通じているんじゃないかな?」


 マルコスは思っていた。この階段は城の一番高い所まで通じていて、その先に王神龍がいるんじゃないかな?


「行ってみよう!」


 5人は階段を進み始めた。階段は暗い。その先が見えない。どこまで続くんだろうか?


 しばらく進むと、窓から外の景色が見えた。そこから見えるのは、城の塔と見渡す限りの雲の海と夜空だ。もう暗い。時間は午後11時ぐらい。あと1時間ぐらいしかない。急がねば。


 進むにつれて、周りには雲の海と夜空しか見えなくなった。どうやらこの階段が一番高い所に続くようだ。


「やはりこの階段が一番高い所に続くようだ」


 サラは気を引き締めた。もうすぐ王神龍の所に行ける。これが最後だ。頑張らねば。

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