　コロナで食いあぐねた芸能人の犯罪が増えているそうだ。そんなNetNewsを見た。それについてどうこう思わない。元芸能人だろうが、一般人だろうが、犯罪は犯罪。罪は罪だ。

　だけど、思うことがないわけじゃない。記事を読んで、孤独とのつきあい方、身の振り方について考えた。

　まず糧を獲られなくなったとき、心持ちは乏しくなる。そんな時に優しくされたら寄り掛かりたくもなる。だけど、そこでぶれずに前を向けるか？今やっていることの価値を考えられるか？言うなれば、そこで立ち止まって、現状の善悪を判断できるか？が大事になってくると思う。

　そんな極当たり前のことが、案外できないものなんだ。人間関係を壊すことへの怖れ、明日への不安など、絶ちきれない要因なんて数えればいくらでもある。

　しかし、全てを絶ちきって、目標のために孤独を選べる人間は孤高になる権利を手に出来ると思う。それができない人間が生きようと思ったら、誰かのために汗を流せば良い。表現者になってちやほやされることだけが最良の生き方ではない。誰かのために生きられる事も立派なことだ。俺には出来ないし。

　大体芸能人だけでなく、表現者なんてもんは、圧倒的な個がないとなれるわけがない。誰かの席を奪うことが出来ないならば、それで飯なんて食えるわけない。

　そんな事も忘れるまでどっぷりと業界に染まってしまったら、転身するのは難しいだろうが、いつかは見切りをつけて、何かにならなければならない。誰だって明日も生きなければならないのだ。

　俺だって20代の頃は日本一の営業マンになり、やがては世界と夢見ていた。しかし、紆余曲折があり、40手前になったら、編集者になっていた。それが悔しいかと言えば全然悔しくない。それまでに色々なことに挑み、自分の生きるスタイルが朧気ながら見え、編集者という職はそれに近いからだ(不満がないわけじゃない)。

　記事には芸能人は努力を続けることが出来ないとか書いてあった。違うはずだ。魑魅魍魎の世界でもがき、表現を磨き、人脈を作ろうと挑み続けていたはずだ。分かりやすい形にならないだけで、その環境下での最適解であると信じ、続けていたはずだ。

　継続することは努力と言わないのだろうか？俺は努力だと信じたい。過ちなんて生きていればいくらでも降り注ぐ。あまりないな、と思っていても、いつかは矢のようにやってくる。それを不幸だと嘆くのか？俺は途中経過にしか過ぎないと思う。

　全てハッピーエンドで人生は終わらなければならない。そのために生き方を選び、挑み続けるのが良い。しかし、選んだことがダメならさっさと見切りをつけて、違うことを始めた方が良い。それで分かることや合っていることもある。それでいて、やはりとおもうなら、帰ってくればいい。その時は確実に成長しているはずだ。

　柄にもなく真面目に書いてしまった。見直したと思う人もいるかと思うが安心してほしい。今日もパチンコに行って3万負けてきたから。

　明日のご飯どうしよう。。。まぁいいや、これも途中経過だ。

それじゃあね！おやすみなさい。