10月7日 AM 0:07
AM08:30 起床。湯冷ましを一杯。
AM09:00 在宅勤務開始。
AM09:20 二度寝。
AM12:40 起床。ホットコーヒーを一杯。仕事をしつつ、書きたい話のプロットを書く。
AM17:00 食事。ベーコンエッグ丼とインスタントラーメン。
AM18:00 勤務終了。
AM18:30 パチンコ稼働開始。
AM22:55 稼働終了。
AM23:00 帰宅。途中で食料品を買う。
AM23:20 夕食。ソラマメとブロッコリーとタコのバジルソースサラダ、でっかいクッキーシュー一個、緑茶一杯。
本日の収支
・投資 約6,500円(貯玉稼働。約1,600玉ほど)
・回収 約67,200円(16,800玉。すべて貯玉とする)
・収支 +61,700円(差玉15,200玉。すべて貯玉とする)
雨だ。雨の日は心が安らぐ。超自然的な何かが、自分を見つめなおすよう諭してくれる気がする。しかし、それは時雨のようにシトシトと降る雨の場合だ。低い音を立てて、窓を打つような雨は、心をざわつかせるだけだ。今年はそんな雨ばかりだ。
しかし、こんな雨が降っていても、ルーティーンをこなせるようになったのは大人になったからなのか、ただの諦観なのか分からない。ひとつ言えるのは、どんな雨であってもバラードを聞くには良い日だと思えるんだ。
YouTubeのミックスリストでバラードをかける。GADOROの「クズ」、ブラックラグーンの劇中歌「THE WORLD IS BLACK」、アルバードハモンドJrの「落ち葉のコンチェルト」、プロコルハラムの「青い影」など、新旧ジャンルを問わずにバラードを流している。外の雨音とマッチしてセンチメンタルがにじみ出て、ノスタルジックに浸れる。そうすることで、過去の自分の反省点がふつふつと浮かんでは消えて、自問自答の深さが増す気がする。
そんな中で見つけた反省点がある。誤字脱字の多さだ。過去に書いた日記を見返してみたら、まぁひどいもんだ。気分が乗っているだけで書いていると、恥ずかしながらこんなことが往々にしてある。つくつぐ校正の重要さを痛感する。
しかし、直さない。間違いは間違いであり、それを直すと過去を修正できるように思ってしまうから。間違いは間違いとして残し、それを戒めとするべきだと決めている。じゃないと、せっかくのミステイクがかわいそうだ。
今日はプロットを書いた。ブラックラグーンとニーアを混ぜたような近未来のSFだ。全体像の半分だけだが、今の段階で長編になりそうだ。でも、すぐには書かない。勢いで書くと、この日記のようにヒドイものになるからだ。きちんとキャラクターを決めて、目次代わりになる一話ごとのあらすじを書きあげてから書くことにする。最初に骨を作るんだ。書きあがったらどこかの出版社の公募に出そうと思っている。もしも落ちたら、ここで公開することにしよう。これが今年の最後の目標だ。
そういえば、パチンコで弟子ができた。マイホの若い店員だ。23歳の男性フリーターで、茶髪で細身のイケメン。人懐っこい笑顔を持つ好青年だ。そんな彼が俺にパチンコを教えてくれと頼んできた。理由を聞いたら、消費者金融からの借り入れが上限に達したらしく、それをパチンコで返したいらしい。仕事頑張れと言ったら、週6入っても月に16万くらいにしかならないらしく、それでは返済が追い付かないらしい。通い始めて1か月で30万ほど抜いている俺を見て、パチンコを教えてほしいと思ったそうだ。
正直教える義務はない。いや、教えてはいけない。極めなければ人生の無駄使いの何物でもないし、収支をプラスにするためにはマイナスも受け入れなければならない。パチンコは職人の域に達しないと、勝ち方も負け方も分からないのだ。それが唯一負けないパチンコを打つことに繋がる。
まず前提として、ギャンブルなのだから、負けた時に挽回できるスキルが必要になる。心に余裕がないときのギャンブルほどヒリつくものはないが、大抵は大負けで終わる。家賃と食費を突っ込んだ時にそれは悟った。まずはスキルを磨いて正業について、借金を完済してからでも遅くはない。
そう分かっていても、俺は彼の気持ちは痛いほど分かった。俺も彼のように、パチンコで200万ほどの借金を作った経験があるからだ。時代がよかったため、すべてパチンコで完済したが、これからの時代は難しくなるだろう。そもそも正業についても安泰というわけでもない。彼は歌舞伎町の風俗でボーイをしていたらしいが、まさか歌舞伎町の店がなくなるなんて思わなかっただろうし、あの界隈が若い子を手放すなんて思えない。それだけ今回のコロナの影響は深刻なんだと分かった。
こんな世の中になってしまったのだから、スキルで食わなければならない。パチンコを極めれば、それだけで飯を食えることも知っている。実践での収支もそうだが、例えばYouTubeの演者、雑誌ライター、軍団長やブログ運営、ホールコンサル、ホール責任者など道を拓くことはできる。アングラにはアングラの生き方があるのだ。はっきりいってヤクザな世界ではあるが、パチンコで生計を立てる方法はある。その時代にあった勝ち方もあるし、厳しいといっても需要はなくならないだろう。
そう考えて彼を弟子にすることにした。犯したミスをスキルを磨いて挽回したいと願うことが罪なのだろうか? 俺は動画企画を立てて生計を立てているサラリーマンだが、今の会社に就職する前は、派遣社員で生計を立てながら、面白い動画や映画を作ろうと学校に入って企画や脚本の書き方を覚え、独学でアドビプレミアを学び、少ない給料をパチンコで増やして機材をそろえて、自主映画の作成やYouTubeのプロデュースをしていた。それができたのも、身丈に合わない借金を抱えるまでパチンコをすることで、勝ち方と負けのコントロールの仕方を体に叩き込んだからだ。
人さまからは白眼視されるような稼ぎ方であるのは重々承知だ。しかし、得たスキルを使って、人生を変えることはできる。金は人生を悪くもできるし、よくもできる。しかし、大事なことは金を得ることではない。得た金を使って何をするかだ。まず彼には、投資して良いときと悪いときを教えるつもりだ。大体のパチンカーは、楽しかったり、熱くなったりして、ブレーキが付かなくなる。ギャンブラーたるもの、ブレーキが壊れたガス欠間近の車になってはいけない。次に磨いたスキルを使って、何をするかを考えさせる。そこを徹底的に教え込むつもりである。
その見返りに「明日やれるビッチを紹介してくれ」と言ったら、弟子入りを撤回された。最近の若い子はよくわからない。また、とりとめのない長文になってしまった……まぁいいや。おやすみなさい。
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