10月3日 AM 2:09
AM9:10 起床
AM9:20 自宅を出る
AM9;40 中野駅南口マクドナルドで朝マックを食べる。内容はグリルドエッグチーズバーガー1個、マックグリドルソーセージ1個、ハッシュドポテト1個、アイスコーヒーMサイズ1つ。
AM9:50 中野駅南口のパチンコ屋の抽選に並ぶ。約100人の中から7番を引き当てる。「験がいいな」と喜び、なじみの女性定員に話しかけるも無視される。
AM10:00~PM10:00 実践。途中朝無視された女性店員に話しかけられる。出玉ランキングなるもので月間9位に入っていたらしい。優先入場券なるものをもらえた。今時稀有な店だ。途中15:00頃なか卯で親子丼とシラスカボスぶっかけうどんを食べる。
PM10:05 TSUTAYAでCDを借りる。supercell、竹山ピストル、angela、sion、氷室京介の計5枚。gadoroさんの4畳半を探したが取り扱いなし。
PM10:30 「鶏そば 煮干そば 花山」で煮干しそばを食べる。まずくはないがサイコロの方が美味いと感じた。替え玉前提だと思うが、塩味が強くてえぐみが強い。星2つ。そのまま遠回りをして帰路につく。途中コンビニで週刊少年チャンピオンを立ち読みする。花山薫って主人公より主人公だよなって思う。
PM23:40 帰宅。ストレッチと筋トレをする。その間に借りてきたCDをIPODにデーター転送。
AM2:09 日記執筆開始。
【本日の収支】
投資:20,500円(貯玉10,000円、現金10,500円)
回収:68,500円(すべて貯玉とする)
さて、時系列にやったことを並べてみたが、飯食ってパチンコしかしていなかったな。しかし、今日はいかなければならなかった。なぜなら、いつも以上に勝てる見込みがあるマイホールのイベント日だったからだ。
「パチンコなんて勝てるわけない、勝ったとしても結果負けるよ」という人がいる。間違いではないが、一握りの人間はパチンコだけで食っているのも事実だ。不肖波図さとしも、その末席にいたものであり、現在も本業以上に稼いでいる。唯一の特技と言っていいだろう。
ではパチンコで勝つということはどういうことか? 俺は期待値の収束を求めての試行回数と、引き際と答える。
そもそもパチンコというものは簡単に言えばルーレットだ。ディーラーから玉を買い、目視できない箱の中で旋回し続けるルーレット盤の白か黒のマス目に入ったら当たり。今日はルーレットは変わらないが、ディーラーが玉を安く貸してくれかもしれないる日だった、というわけだ。
今日打った台はCR大海物語4、640のマス目のうち、白に入ったら確変というゾーンに入り5,000円か7,000円をもらえ、マス目が64になり、白か黒に入るまでタダで回せる。逆に黒に入った5,000円をもらえ、2/640を100回転だけタダで回せるという代物だ。まぁ厳密に言えばもっと複雑だが、パチンコに興味がない人にこれ以上の説明は藪蛇だ。ざっくりと説明するとこんな感じだと捉えてほしい。あぁ、そうだ。パチ界隈では当然に出てくる単語で確変と通常という言葉がある。それは以降も書いていくから良かったら覚えてほしい。今までの説明で言うなら白が確変で黒が通常だ。俺らは確変を求め、ずっとそこで確変を引き継げることを目指して、パチンコを打っている。
しかし、ディーラーだって商売。「この台は一回あたり安く回せて、お金が儲かるかもしれませんよ」なんて言わない。その台を見抜くには釘のメンテナンス度合いを見抜くしかない。昨日とどう変わったか? 店がメインに扱っている機種は何か? 先月と比べて何をメンテナンスして何をしないのか? それを経験と目視により見抜くしかない。そもそも止まらないルーレットに玉を投げ入れても弾き飛ばされるだけで、当てずっぽうでピンポイントで入るのを待つだけのゲーム性。ある意味釣りに似ている。
昨日の下見から、今日は「CR真・花の慶次2漆黒の衝撃」を狙い台としていた。入場は7番目、当然取れる。というか、並んでた連中の9割近くがスロットで、朝一でパチンコに流れたのは俺を含めて4人しかいなかった。全員常連だ。俺が嫌いな帽子。眼鏡をかけてひょろっとしていて、いつもCR北斗無双を打ちながらスマホをいじっている。パチプロ気取りだが釘は読めず、10万勝つか15万負けるかの荒い台しか打たない。眼光が鋭い政治家。昔はどこかの社長だったか、やくざ者だったか分からないが、背筋がピンとしていて眼光が鋭くかっこいいお爺さん。やはり釘は見れないが、驚異的な引きを見せるときは見せる。いつも椅子に浅く掛けて、股を全開で座っているが、隣に座ると足を組んで場所を作ってくれる。なんかかっこいい。ナップザック斜め掛け男。元職場の斎藤さんに似ている。歩くのが早い。数千円負けこむと偽物語の甘デジに逃げる。飲んでるものもマックスコーヒー。そんな甘ったれた立ち回りしているから一日の予想負け額はおよそ3万から6万。週7はいる。パチンコの腕は論外。多分年上。
この三人に「貞子」名付けたホームレス然としたおばあさんの4人がマイホの経営を支えていると思っている。彼らは毎日来ているから相当負けているだろう。もちろん数回は当たって連荘しているけれど、それでも焼け石に水という金額なんじゃないか。もしかして。なんかしらのマネロンか? いやぁパチのマネロンなんて聞いたことないなぁと思うくらいだ。もちろん彼らの自由だから良いが、帽子以外は心配になる。特に貞子とナップザック斜め掛け男は、そのうち発狂して自殺するか他殺するか呪殺するんじゃないかと思っている。そんなことでマイホに行けなくなったら、俺の月の収入が30万は減る。ぜひ遠隔でも良いから彼らには勝ってもらいたい。そんだけ負けてたら…ねぇ、店長?
ちなみに貞子以外の3人は仲が良い。俺は全員と仲が悪い。まぁ良いんだけど!
日記に書くように、そんなことを考えながらパチンコを打つ。玉単価は1000円で1球45円くらい。多分1時間での期待収支は9000円くらいかな。閉店まで打って+20,000円くらいか。良いじゃない!
100回転行かないくらいで通常を引くが、100回転で引き戻せず。追加投資5,000円で再び通常を引く。今度は引き戻し、5回連荘する。約40,000円分の玉が出る。今日は一日花の慶次を打とうと決める。
「あれ? CR大海物語は?」と思っただろう。確かに、花の慶次と4人衆の話しかしてないね。本当だったら花の慶次を閉店まで打つつもりだった。しかし、8,000円分の玉を打ち込んだ辺りから、急激に玉が値上がりしたんだ。今まで45円で1回引けていたのに、1回120円くらいまで急激に値上げしやがった。パチンコ台にはよくあることだが、大体10,000円分を打ち込む辺りで落ち着く。しかし、玉の動きを見たらどうやら明らかに飛び方がおかしくなっている。多分玉を打ち出す力が不安定になったんだろう。こうなったら打てない。どうしよっかなと思って、店内を徘徊していたら大海物語4がよさげな雰囲気をまとっていた。だから止むなしで移動したというわけだ。
12:50、花の慶次で出した30,000円分の玉を持って大海物語4実践開始。数発打ち出して不安になる。この大海物語4もハンドルの調整がおかしく、狙った場所に玉が飛ばない。たまらず店員を呼んで対処してもらう。店員による数分間のクリーニング中、CR北斗無双を見に行く。開店から2時間で帽子が5連荘しており、30,000円近くの玉を持っていた。しかし、それ以外は軒並み200~300の回転数。期待値が出るメンテナンスなら、開店から3時間あれば600~700は回っているはず。打ってる顔ぶれと手元を見てみたら、そこそこパチンコをやってそうなメンツばかり。この段階で、今日は北斗無双は打てないと見切る。
店員がメンテナンスが終わったと告げにきて、台に戻って遊戯再開。問題なさそうである。1,000円分の玉を打ち込んで35回。玉単価で言えば1回28.5円。これ時給3,000円くらいあるんですけど? 、というかこの台ならめっちゃ回せるから、夢の一日3000回転以上で回せんじゃね⁉ 20万勝ち狙えんじゃね!? そういうことで大海物語4に腰を据えたのだ。
100回転であっさりと確変を引く。総投資735玉。それが2連で終了。その後1万円分の玉を打ち込むと大体1000円当たり23回に落ち着く。それでも慶次と同じくらい期待値は出るからいいやと思い、玉を打ち込んでいく。500回くらい回し、通常。400回回して通常。240回2連、134回で10連。20:00くらいで持ち球が20,000発。約80,000円分だ。この時点で、俺は辟易していた。勝っているのにも関わらず嫌気がさしていたんだ。その理由は大海物語4の進化がカオスすぎたからだ。
海物語という台は非常にシンプルで、リーチがかかって数字がそろったら大当たり。それはどの台でも同じだが、結果が出るまでが非常に速い。北斗無双や花の慶次が当たり外れが決まるまで1分30秒くらいかかるのに比べて、海物語は15秒くらいで終わる。そのため、前述の2機種に比べてメッチャ回せる。回せる=試行回数が多いのだ。試行回数が増えれば増えるほど大当たりの期待値が上がる。そのため、パチプロ連中は好んで打つ台なのだ。基本パチプロは軍団とソロで別れる。海物語は両方から受け入れられており、そのシンプルさから一般ユーザーにも人気だ。そのため日本で一番導入台数が多い。そんな海物語の派生である大海物語4。演出が改悪されており、ほかの台のように派手な演出がこないと期待できなくなっていた。パチプロほど演出が好きな人種はいない。台を見ずにスマホでゲームをやっていても、玉の払い出し音で保留がいくつ入っているかを判断できる人種たちでも、好きな演出や法則というのはあるのだ。もちろん俺も、もれなくキレていた。
「海なんて魚群と炎目、大泡だけでいいんだよ!なんだブルブルボタンって! その癖マリンだけは変わらねぇって、サンヨーどうなってんだ!」
腰を据えて大海物語4を打ったのは初めてだが、海の良さはなくなっていた。魚群も弱くなっているし、ブルブルしないと期待できない。良いところを強いて挙げるなら、海モードのバラ目先読みにガセがなくなっただけだ。
閉店まで2時間もあるが、大海物語4をやめようと決めた。今後海すらもこんなくだらない演出が増えていくんだろうなと、悲しい気持ちになりながら玉を流した。ふと隣を見ると、影が薄い常連のおばちゃんが死んだ目で現金投資をしていた。俺は「おばちゃん、この台調子いいよ。やる?」と声をかけた。おばちゃんは喜び、俺がいつも出していると褒めてくれた。「こいつ、なんだかんで俺を見てたのか。やばい、目立ちすぎてたか」と反省する。パチンコがうまい奴は店からも客からも嫌われる。パチプロなんて店からも客からも嫌われるもんだ。だって店の売り上げを減らし、負けこんだ客からは「あいつが俺の金を…」と思われるもんだ。だから、打たせてもらえることを感謝し、影薄くひっそりと打っていなければならない。目立ちすぎるとマジで出禁されてしまう。パチプロなんて社会のゴミ、便所虫のような存在だ。
そこで俺は負けることにしたんだ。打ちたくもない「CRまどかマギカ劇場版」とかいうクソ台を12,000円分だけ打った。案外回転数も良好、さらには当たった。しかし、演出と音と光が過剰で、打ってる途中で頭痛がした。それだけ過剰で冗長な演出で出てくる玉が2,000円分。本当にパチンコは終焉に向かっているんだな、と思い店を出た。
最後にマリンの悪口を書いて終わりたい。
【マリンちゃん】※ウィキペディアより転載
・身長:164cm
・体重:?kg
・血液型:B型
・誕生日:8月1日
・スリーサイズ:B88W54H90 (海なのでseaよりCカップと言われている)
・趣味:スキューバ・ダイビング
・好きな食べ物:フルーツパフェ
・好きな動物:イルカ
・苦手な物:なまこ
・マリンちゃん(まりんちゃん)とは、三洋物産のパチンコやパチスロの海物語シリーズに登場する架空の女性キャラクターで、三洋物産の事実上のイメージキャラクター。 金髪のポニーテールが特徴の18歳。健康的な身体をしている。ダブルリーチでスーパーリーチに発展すると出現する。
以下、悪口。
【マリン】
・海の中で酸素ボンベもなく長時間行動できる半魚人。顔の上半分を眼球で占めている。
・通常時は、まったく期待できない泡前兆予告とともに現れ、どんだけ熱い先読みを伴っていても余裕で外して「残念」と言い放って帰っていく。通称「泡マリン」。
・魚群を伴うとまれに当たり図柄をくれるが大半は通常。
・確変中は通常図柄を当てて「スーパーラッキー」と言って去っていく。
・マリンと違い、妹のウリン(14歳)出現時は信頼度50%近くある強リーチ。また、マリンの友人のワリン(18歳、マリンより巨乳)も同様に強リーチ。彼氏のサムは確変大当たり濃厚のプレミアムキャラ。
・まれに液晶画面の縦横比率によって横長に見える場合もある。
・パチプロの間では「パチンコの黄色でろくな奴はいない」と呼ばれているチャンスダウンキャラ。北斗の拳のリュウケンやサウザー、京楽の黄色保留と同様の4強に君臨する。
・チャンスダウンキャラをイメージキャラクターに据えているサンヨーの意図がさっぱり分からない。
・ドラム海では激熱。姿を現さず声だけ求められるマスコットなんて皮肉にもならない。
・ギンパラ登場時の1995年から数えても。全国のパチンカーから数兆円を超える金を巻き上げたであろう稀代の大泥棒。
以上。
俺は明け方まで何をしているんだろう。
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