第3話「姫様、お戯れを」

バジル:とりあえず、任務任務。


レオン:今姫はどんな格好してます?


GM:ちょっとよさげな私服みたいな感じですかね。街を歩いても不自然では無いですが、良く見るとかなりいい服です。


アオイ:やっぱりアンナ姫の方が身長高そうだな。小隊長の陰に隠れて言おう。どうします?


バジル:銃士隊の隊服でも着てもらうか。


レオン:我々の隊に同行していただくならその方がいいでしょう。


バジル:レオンの言うとおりだ。そういう訳で(アンナに向き直って)……姫様と呼ぶわけにはいかないし何と呼ぼう?


GM:「アンナって呼んでくれて構わないわ」


バジル:ではアンナ、今日は銃士見習いとしてわれわれに同行してもらうことにする。


GM:「いよいよ警邏に出るのね!」


バジル:レイ、更衣室を案内してやってくれ。


レイ:「分かりました」特に気をつけていきます。何かあっては大変なので。


GM:それではアンナを連れて警邏に出ます。が、道中アンナのはしゃぎっぷりが半端無いです。娼館を指差してねえ、あれは何?


バジル:あ、あれは……(汗)


アオイ:「なんでしょう? 教えてください隊長(笑)」


バジル:そうだな。どうしよう。ごにょごにょ。


レオン:(苦笑しつつ)あれは大人がお酒を飲んで愉しく過ごすところですよ。


GM:「それはいいわ! 是非私達も見回らないと!」多分、「愉しい」と「楽しい」の違いが判ってないんでしょうね(笑)。


レオン:「うーん、アンナにはまだちょっと早いかな」某CMのお父さん風に言うと「お前にはまだ早い!」って感じ?(笑)


GM:「いいえ! 私は国の将来の為に是非勉強しておく必要があるわ! 是非行きましょう!」


レオン:それは苦笑します。


バジル:そこへ行っちゃうと時間がかかるから、いつもの警らが出来なくなるぞ? 銃士隊の活動を見たいんじゃなかったのか?


GM:「うっ、それは不味いわ」アンナは少しだけ不満そうな顔をしますが、納得してくれます。しかしそれから十分もしないうちに言ってきます。


GM:「ねえねえ、マスケット銃って重いの? ちょっと持たせてよ!」


バジル:しょうがないなあ。


レオン:どうぞ、持ってみてください。弾はちゃんと抜いてあるので


GM:「これは重いわね。今度射撃訓練も参加させてもらおうかしら」


レイ:姫にはキャリバーの方がお似合いですよ


バジル・レオン:こらこら!


GM:「こっちは軽いわね。でもレイしか撃てないんでしょう?」


レイ:技術がいりますから。


GM:「あーあ、私も王家の生まれじゃなかったら銃士隊に入隊したのになぁ」


レイ:銃士隊も厳しいですよ、姫。


レオン:姫って言っちゃだめだろう(笑)


レイ:あ、そうか。


レオン:しかし偶然とは思うがタイミングが良かったんでしょうね。


バジル:「タイミング?」


レオン:ちょうど今、アオイって言う見習いが一人居るところで、そこに姫様も同じく見習いと言う格好にして一緒に連れ回しても周囲からは違和感ないでしょうからね。


バジル:「確かになぁ」


レオン:それに前回の事件が姫様の耳にまで届いたのは喜ぶべき事だと思いますよ。その辺りのタイミングを見逃さない辺り、ウチの隊長もケストナー卿も頼もしい御仁ではありますけどね。


GM:揃って切れ者ではあります。でも日常では二人とも困ったちゃんなんですよね(笑)


バジル:ふたりとも癖があるよな。


レオン:切れ者なんて、そんなものですよ。


GM:いや、あんたが言うな(笑)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る