私のための応援歌
ああ、不安で寝むれない。
将来を思うと、苦しい。
これから誰の力も借りず、フライングをすることも許されず、されど平凡な私は誰よりも素晴らしい成果を残さなければならない。
ここから先に安息はない。
だけど、私ならやれるはずだ。
そのための力は磨いてきた。
真綿に包まれたような世界で、
尊敬する師の有り様も見てきた。
もういい加減独り立ちする時期だ。
大丈夫、やれる。
いや、やってみせる。
これまでの人生でちゃんとわかっている、
どんなに困難に思えようが、
一つ一つ丁寧に組み立てた先に
道は必ずある。
やりようはいくらでもある。
疲れてしまった時は立ち止まったっていい。
失敗したっていい。
どうしようもなく辛いときは逃げたっていい。
だから、課題を一つずつ列挙しよう。
駄目なのは、敵が未知であること。
何も手を動かさずにいれば、
私の頭の中で、敵はどんどんと強大になる。
霧のように掴み所が無く、海坊主のように
絶望的に立ちはだかる。
駄目だ、未知は恐怖だ。
恐怖は私を急き立てて、心の平安をかき乱す。
この道行に、敵はいない。
課題を知り一つずつ向き合うだけ。
私は器用ではないのだから。
大丈夫、やると決めたのだから
どんな状況でもただ実直にこなすのみ。
ああ、書き殴っていたら
なんだか眠くなってきた。
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