正しい選択と良い選択

知りたがりな君たちへ。


人生は選択の連続だって、よく聞くよね。


もし目の前に複数の道が現れたら、

あなたはどれを選ぶだろうか。


それとも道なんか知ったことかと、藪の中を突き進む?


きっと私は知りたがりだから、


唯一絶対の正解を求めてしまう。


その度に、足がすくんで前には進めなくなるのに。



いつも怖がっている、いつも迷っている。


気にしないと強気で跳ね除けても、やっぱり周囲の評価が気になって、


胸の中がもやもやする。


涙で吐き出せるほどの激情はなくて、

ただただ慌ただしい日々の中、押し入れのおもちゃのようにそっと隠して忘れているだけ。



だけど私に本当に必要なのは、正しい答えなのだろうか。


だって例えば、愚かな過ちを犯したとして


笑った顔の下で、


心の中はぐちゃぐちゃで。


そんな時に欲しいのは、


馬鹿やったなって、愚痴を聞いてくれる友達ではないか。


そんな友の前でこんな日もあるさと笑い話に出来る時間じゃないか。



神様だけが俯瞰する唯一絶対の正解で無くとも、振り返った時にキラリと光る道があるなら、それで良いじゃないか。


道は前でなくて後ろに伸びていて、


だから、安心して行きたいように進めばいい。


それがきっと良い道(選択)だから。










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