第7話j女性蔑視

 最近女性蔑視の発言が物議をかもしている。問題になるのは当然とだが、それ以前にこの問題は日本人の中に深く根付いているのではないか。

 それはマンガ(ラノベ)にも見てとれる。たいてい、男が主人公のマンガであれば、およそハーレムができる。そこで女性の立場は優れた男性の補佐である。まず、男性一人に対して複数の女性というのが、対等な立場をし示していない。あまつさえ、女性は奴隷として売られ、夜伽の相手として重宝される。そんな場合もあり商品としての価値が与えられる。

 では、女性が主人公の場合はどうか。女性の相手はたいてい王族か騎士など身分や位の高い男性と相場が決まっている。この場合、やはり女性は男性の補佐的立場であり、自らがトップに立つことはほとんどない。

 漫画の中の世界はひとびとの憧れ」、願望である。すなわち、女性蔑視の考えは日本人の理想として深く根付いていると考えられるのである。

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