第5話 休日

 あの告白から始まり、恋人同士になって月日が経つ。


 いろんな所へ遊びに行き、学校でもあの時と同じように一緒に弁当を食べている。


 付き合うってなんだろうと最初は俺達2人とも全然わからなかったが、彼女のぬくもり、優しさ、一緒にいる時間、その全てが幸せに感じる。


 アニメオタクな俺は、こんなに幸せでいいのだろうかと疑心暗鬼、狐につままれているのではと自分自身を疑い、そばにいてくれ彼女になってくれた天傘春野あまがさはるのという存在を信じた。


 今日は日曜日、俺の家に今日彼女が遊びに来てくれる。


 初めての事だらけで戸惑うことが多いが、今日はそれ以上のことだろう。


 チャイムの音を聞き、扉を開ける。


 するとそこには白い天使がいた。


「こんにちは!」


「お……おう……」


 俺は今天国に……いる。


 いや、よく見れば俺の彼女だった。


「俺の部屋2階だから、上がって……」


「お邪魔します」


 自室へと案内すると、そこへ奥の妹の部屋から悪魔がでてくる。


「? 誰?」


「……俺の彼女」


「はぁ、無駄に嘘つくのよしなよ。こんなに、可愛い人お前の彼女なわけ無いじゃん」


「ゔっ! もういいよ……俺の部屋入ってくんなよ……」


「誰が入るかってえの」


 余計な心配だった。


 あいつもさすがに客がいる前で失礼なことはしない。


 そう思っていた……。


























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