第2話 喧嘩
今、俺は機嫌が悪い。
あれは昨日の昼のことだった。
〜 昼 〜
「ああ?
なんでお前に謝らなきゃいけないの?」
「今まで……何も言わなかったが、もう我慢できん!俺が買って来て置いといたフィギュアを勝手に捨てやがってぇぇぇぇぇええ!」
そうこの時、妹はアニメオタクにしてはいけないことをしたのだ。
俺が買ってきたフィギュアをトイレに行ってるすきに捨てやがった。
しかも、今回ばかりではない。
「キモいから捨てたんだよ!」
「キモいんなら気にせずほっといたらいいだろ!触るなよ!捨てるなよ!」
「あんなもんにかまけてるくらいなら、彼女作ったり運動したりすれば?」
「余計なお世話だ!っていうかなんでそんな話になんだよ!意味わかんねえよ!っ!」
最後の言葉に、何でかは知らないが自分で言ったことなのに妹は反応して、何事も無かったかのような顔をして言い返す。
「そっちのほうがまだましになると思っただけだし、もう私行くから!」
「おい待てよ!」
ということがあり、俺はそれっきりあいつとは話していない。
今日は月曜日という憂鬱な毎回訪れる学校の日、アニメを見ていたい俺だが、一緒に登校している……好きな子が、俺にはいたりする。
「おはよう!今日は寝坊しなかったね!」
「お、おはよう……」
こいつは
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