No28_2020.10.28(王家の浮遊剣)

「その剣は、私が仕えた王家の宝剣で……」

刀身の途中が大きな輪になっている剣を見つつ、導師が説明してくれる。


説明の通り、魔力を込めながら刃を立てずに剣を振った。すると、輪の部分から薄い膜の玉が創られる。剣先のフックを玉に引っ掛けると、身体ごと宙へ上昇し続ける。


本当に、空中庭園まで?

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