No2_2020.10.02(氷の剣)

成人の儀の課題、常闇の霊を打ち破った。証拠の氷の牙は、冷気を放ち続ける剣と化していた。


剣は、これで完成ではない。


お披露目の宴、当日。成人の儀より緊張した。その剣を持ち、幼馴染の前に立つ。村の女はこの日のため、髪を伸ばしていた。


「あなたの髪で、剣と俺に加護を」


公開プロポーズなのだ。

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