なんかさ、(第二話)
それでも許してくれるって期待している俺がいる。酷い人殺しだよ。ねぇ。未だにさ、俺は惚れられてたって思い込んでいるのさ。まあ告ってフラレた数日後の会話でもちょくちょく言ったけどさ。それでね、それでね、俺はストーカーだろうしこれは。二年経って人様とお付き合い(?)をしながらまだ忘れられやしない。あの頃が最高に良かったって言って逃げてる。もう年もまあ取って、青春の美談にしている、花の高2でね。ブリっ子にハメられたっていって。
まあ、大人気がない、もっとガツガツとでも他行けやとも言う。現実逃避して子供ではないか。学年一位の奴がね。かといってそこまで恋しがる割に実に会ってしまえばツンでいるつもり(というか素は無理)だけど。
俺ってさ、ツンデレなのよ。そうね、まあそりゃチョコこしらえて余った言うている?とかい言って勘違いしないでよ、とか言うプロじゃないけど。心を閉ざしてるとね、人一倍恥ずかしがりやさんなのよカレ。そして自己認識でいえばこいつの隣いると動悸がしてカッとなるなとかいう。火照って判断力が落ちるからクールに過ごすだとか。クールにするのも不可能になっていくとか。ウワァ恥ずかしい。ちなんで言えば、時折何でも無いやつに唐突に動悸を起こすこともある(男も)。怖いよ? 鏡だけは絶対に見たくない。おめさんとのことも無かったことにしたかったんだから。
大人になったら女に刺されるかもな。それとも自分の運が良かったけど真夜中系の岡本さんとかの歌手が歌うような最低な男になるかも。
言えば言う程幻滅させていくスタイルの俺です。でもさ、外面だけで人と付き合うのもまずいよね? そういうこと。たぶん。
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