孤独なくらげ
煙草の煙が
ゆらゆらと踊る。
今日はもう、眠るだけでいい。
煙草の煙…吐き出すより深く溜息が出る。
何も、おかしくないのに
嘲ったような可笑しさが 俺を泣かす。
小さなシンクに、もたれて
なんとか立ってる。
生きるには困らない仕事も友人も、、
人並みかは知らないが
孤独ではないのに。
生きてる意味が、わからない。
死にたいとも言わないが
漠然とした 空っぽだけが 頭の後ろや
背中の方を かすめては 離れない。
明日の予定が、俺の肺を締める
やるべきことは淡々と
ここ最近は、同じ風景しか見ていない。
伸びきった、カップ麺も
今日は食う気にもならない。
何を、食べても味気ない。
昼の定食屋で、俺は何を食ったのか
今朝かじったパンはなんだった?
可笑しさだけが、込み上げる
このため息は
幸せの貯蓄を吐き出してるんじゃない。
ため息くらいじゃ、幸せなんか
逃げやしないよ。
やり切れない悲しみや
言葉にもならない、感情が詰まって
消化しきれないから…ふっと、溢れる。
さぁ、少し眠ろう。
その前に、もう1本だけ煙草を吸って…
吐き出した煙が、ゆらゆらと踊る。
それを、眺めるのは嫌いじゃないんだ。
箱庭を抱く少女のような(詩) Me.14 @Me___
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