箱庭を抱く少女のような（詩）

数字も、その意味も…（コロナ呟き）

目に見えない、ウィルスが

あっという間に 地球中に広まった。

マスクや、アルコールの手指消毒は

日常になった。それが、常識にまでなった。

地球中に、ウィルスが広まるのが

そこまで容易いことならば

地球中の人々が、一致団結して良い方向に

向かうのも不可能な筈がない。

人種や価値観やそれぞれの

多様性の垣根を越えて ウィルスは

人から人へと 蔓延した。

地球中が、難しいならば

自国の中だけなら、どうだろう？

それでも、難しいならば

もっと縮小した規模でもいい。

結局は、同じだから。

小さな結束を皆んなが強めてゆけば

その小さな石つぶが

いずれ、大河すら塞きとめる力になる。

私たちは、半分諦めているかもしれない。

テレビを見てネットニュースの見出しを見て

その数字の意味に、慣れ過ぎて

たった１と思うのか

まだ、０じゃないと思うのか

100、200…という数字の塊だと思うのか

100人、200人という命の数だと

思い出せるのか。

１人の人を助けるには、何人もの

医療従事者の、方々の助けが必要で

その人たちの周りには

当然、大事なまた１人１人が居る。

全部が命で、人生がある。

ロシアンルーレットの矢印が

自分や、大切な人に向かないように

運に任せたような思考は、危険だ。

私は、そう思う。

だって、今を生きているから。