箱庭を抱く少女のような（詩）

それで、いいじゃん。

いつも、流れに逆らってるようだ

人波も人生も

流されるままが、不意に恐くなる。

パキッとした

答えが出せたら楽だろうか。

誰かを羨んだり、幸せを願ったり

予想外の嫉妬に驚いたり。

私なんか

あいつなんか

でも、どうせ、だって、嗚呼…

こんなにも、欲しがって

強く握りしめていた手のひらの

痛みに気付くよ。

肩の力を抜いた時に

自分の心に、ごめんねありがとう。

最近は、曖昧でグレーなまま

置いとくってのも 悪くないかなと

思い始めたよ。

誰かと比べて落ち込むなら

nearly equal ≒

あなたも良いよ。私も良いよ。

あなたはステキ。私もステキ。

それで、いいじゃん。