Jerky


何も知らない。

誰か知らない。

それが 気楽でいいと言う。


どれだけの ひとりぼっち が

何を 求めて さまよっているのかな。


おはよう おやすみ

ただいま おかえり


声も顔も姿も ない 世界で

誰かが 好きだよ と言う。


その 言葉で

誰かが 喜んだ。

そして

誰かが 泣いたんだ。


はじめましての 挨拶も

余計な、緊張感も

特別に 着飾った 自分も

たとえば ところどころが

欠けていても


その世界は フラットで どこまでも広い

きっと 誰かが 受け入れてくれる。

どこかで…


現実と

現実じゃない現実と


曖昧に なりそうな 環境と感情で

どこまで 許して

どこで 線を引いてゆくのだろう。



私は、何処に立っているんだろう。



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