毒 2018
真っ白でいて
何もない空間なのに
其処に私がいるせいで
私の黒い影がひとつあるの
邪魔で恥ずかしくて
消えない染みのような存在が
私なら
この、消せない影は
私の人生で背負うべき罪なの
私は、私より大きくも小さくも
繕うことは出来ないのに
この影は
人の視線や常識や
内面の変化や
私が、口や耳を閉ざした時でさえ
揺れ動く。
もう、これでおしまいね。
なんて誰も教えてくれない日が
誰にでも1日だけあるの。
私がいるせいで、影がひとつ
だけど、悪いばかりじゃないでしょう
私の影で
誰かが休めるなら嬉しいし
私の影を踏むことで
誰かの気持ちが晴れるなら
気にしないでって
ちゃんと、言うから。
生きるから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます