DIARY:11 〜楽しくて難しい小説の話〜

小説の下書きをしていると

様々な壁に直面します。

今日はそんな雑魚クリエイターの悩みや

あるあるかな〜?と思う事を書いていきます。


なかなかに負のスパイラルなので、少しでも共感してくれたら反応してくれると嬉しいです!


ではでは、第十一回・・・。



コツコツと書き始めたファンタジー小説。

以前は、別の作品をいくつかノートに書き溜めていた。だがそっちは大作すぎて自分にはまだ技術が追い付かない、と判断し、今はネット小説として比較的、書きやすそうな物を連載してみようと思ったのが始まりだ。


自分で書いていると、どうしてもあれこれ雑念が湧いて脱線するし、文章が変じゃないのか、話の流れは大丈夫か、そもそも面白いのかこれ?なんて考え始めると手が止まってしまう。


ならば、人前に出してしまえば定期的に投稿しない訳にはいかないし、おかしければ評価が辛辣になり、読んでくれる人がいなくなるだけ。


メンタル的には死ぬほどキツいけど、やる気スイッチの入りにくい俺にはこれが一番だと思ったのだ。


―――そうして書き始めたファンタジー。

まずは、投稿前に物語のスタート地点となる、第一章を書き終えてから投稿しようと目標を立て書いている。


・・・書いているのだが、これが難しい!


物語の始まりはこれで面白いのか?

主人公たちの名前これでいいのか??

伏線を入れた方が盛り上がるのか???

使い古された異世界設定、自分のは大丈夫か!?

やっぱりヒロイン早めに出さないと読んでくれないか!!?


設定だけでこんな調子だ・・・。


その上、文章を書いていくと・・・。


会話の間の心情描写やキャラの動作はどの程度?俺のは少しくどいか?逆に言葉だけで伝わる部分もあるのか?


とか・・・、


セリフは不自然じゃないか?ここの説明はキャラに話させた方が良いのか?キャラの性格や口調は一貫してるか・・・いや、そもそも考え方や物の見方もキャラ毎に一貫してるか!?


もうパニックです・・・。


一番困るのは言い回しの部分。


例えば、


そして、彼は右腕を空高く上げると突き上げた拳に力を込め、高らかに叫んだ。


「これより作戦を開始しますっ!必ず生き残る事を最優先する事、逃げる事は決して悪ではありません!命があれば次の機会がある、その事を忘れず行動してくださいっ!!」


彼の声はその場にいた全員の耳に恐らく届いた事だろう。だが、その内の何人がまたこうして彼の顔を再び見る事が叶うのだろうか。そして、その中の一人に自分自身は含まれているのだろうか。


・・・予定している小説のとあるシナリオの一部分。これだけでダメ出しあるだろうけど勘弁していただきたいです。


そして、とその、が多くないか?言い回しを変えるか、とか。


文が長くなるから読点を付けてるけど位置は大丈夫か、とか。


高らかに声を上げる、は”っ”を入れて表現するか、シンプルに”!”を多く使うか、とか。


強く言う言葉だから、敬語キャラだけど間に敬語なしの所を作って言霊を強化するか、とか。


主人公の情景描写はこの場面において場違いになっていないか、表現は分かりやすく、共感しやすいものになっているか、とか!


単純に言葉のチョイスは大丈夫か、とか!!


・・・たったこれだけの文章ですら、考える所は沢山ある。ラブコメなら会話メインで描写は動作メインで書く、とか定番がある気がするが自分の感覚としてある、ファンタジーの描写感はどうなのだろう、とか真剣に考えてしまう時がある。


悩んでたら書けないし、下手くそに決まっているのだから、数打って上達するしかないのだと分かってはいるのだが、それでも手が動かないのが俺だ。


他の人達はこうしたジレンマをどうやって乗り越えているのだろうか。あまり、考えない方がいいのか。


俺の場合、書き方などを調べたりするのは最小限にしている。一人一人、世界観や感じ方、良いと思う言い回しや表現があり、それはお手本からは習えないモノだと思うからだ。


ガチガチに基礎を固めてしまえば、自分らしさが失われてしまう気がする。単に面倒な事が嫌いな自分への免罪符だと言ってしまえばそれまでなのだが。


よーするに自分の直感を信じて書いている為、ガチ勢の人からすれば稚拙だろう、という事だ。だけど、今まできちんとした専門的な知識一つ持ち合わせない俺が書いていくには、この沢山の小説を読んできた読者としての勘しかないと思うのだ。


自分が求めるものを、あったらいいと思う物を、純度を高めて追求していく。

自慰小説などと、言われてしまうかもしれないがその時はその時だ、と思う。


長々、書いてしまったが今は不安で迷いだらけでキツい事が多い。でも出来たもの、生まれた物を見ると、拙いながらそれを喜ぶ自分がいるのも確か。


もし、自分が書いたもので読者を楽しませる事が出来たら、なんて考えると最高にワクワクする。


だから、自信も技術も何もかも足りないが書いてみたい、投稿してみたいのだ。


俺と同じように考えている方がいて、今挑戦しているユーザーがいたら是非、一緒に評価し合って頑張っていきませんか、なんて・・・。


今回は、ほぼほぼストレスを吐き出すストレス解消回、日記という事でご勘弁を。


また、今日も小説投稿に向けて頑張るぞ、おー!







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