DIARY:8 〜色々な雨の話〜
台風に秋雨前線、すっかりまた雨の時期がやってきましたね。雨にも色々な見方があるな、と俺はよく思います。
なので今日は雨について書きます。曖昧な気持ちなのでまとめるのは難しいかもですが・・・。
では第八回・・・。
俺は割と雨が好きだ。
休日、目が覚めた時に雨がシトシト降っていたりすると気持ちがホッとする。今日は一日、のんびりしていていい、と言われているような感じがするからかもしれない。
けれど、雨の時に用事があって外に出なければいけないと途端に俺は雨が嫌になる。濡れるし、髪は湿気で丸まってしまうし、視界も悪い。路面は滑るし、百害あって一利なしだ。
こうして考えると、雨には二面性がある気がする。
情緒や風情を感じさせたり、自然に恵みを与える癒し的な意味での雨。
そして、激しく降って生活の障害となったり、身体を冷たく打つような厳しさを感じさせる雨。
両者は同じでありながら違うのはシチュエーションや捉え方だ。
例えば、俺は雨をテーマやメロディに掛け合わせた曲が好きだ。雨独特の人の感情を呼び起こし、共感出来るものが多い。
けれど、映画やアニメの中での雨に人が打たれているシーンはあまり好きじゃない。その内のほとんどが絶望感や孤独、悲しみや虚無感を演出するものだという気がするからだ。
どちらも俺の主観でしかない。
でも、その主観が俺に雨の色々な姿を見せるのだ。常に好きな雨の姿だけを見ていられる訳じゃない。
でも時に優しく、時に厳しく、時に美しく、時に物悲しい、そんな様々な側面があるから飽きることなく雨を感じる事が出来る。いつも新しい表情を見付ける事が出来る。
―――だから、俺はどちらかというと雨が好きなのだ。こういう気持ちはきっと、人でも物でもあてはまる物じゃないだろうか。
もっと、色々な事の色々な姿を見付けて、その度にもっと理解を深めて、そしてもっと好きになりたい。
漠然と思った事をこうして書いた事で少し、まとまり形になっていく気がする。まさに、雨降って地固まる、とはこの事だ。書いていく事は尽きない。
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