地球のもしもの話
僕たちの距離は絶妙だった。
調節する必要など皆無だった。
今迄は。
僕に意思があって、キミに意思があって、疎通ができて、そして。
きっと、キミが励まし続けてくれたおかげだ。
僕が動けるようになったのは。
(お守りも大変だな)
(本当ですよ、日輪さんが愚痴を聞いてくれてよかった)
暑くなったらキミから遠ざかって。
寒くなったらキミに近づいて。
絶妙な距離は固定されなくなってしまった。
幾度も繰り返すだろう。
僕がコワレルまでは。
いや、コワサレルまでは。
(ねえ、日輪さんは長生きしてくださいね)
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