04 続・布教
そんな感じで、私はそれからもウォルド様の魅力を伝え続けた。
けれど、調子に乗って十人目に話しかけていたところで、事件が発生。
物々しい鎧を着たおっちゃんたちが、やってきた。
そういえば、ウォルド様ってお尋ねものだった。
牢屋から脱獄してるんだった。
私もお尋ねものだった。
絶賛逃避行中だった。
「御用だ!」
「ひーん、助けてウォルド様~っ!」
当然、私は武装したおっちゃんたちに追いかけられることに。
やりすぎはよくないね。
袋小路に行き当たった私を、上から誰かがひっぱりあげる。
おっと、ウォルド様! 参上!
クールに来ーる。
「そういう事言ってる状況じゃないだろ。あんたはほんと予想がつかないな」
その後、あきれたウィルド様と一緒に、逃げることに。
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