今後ともよろしくお願いいたします。

「よし、もう一回集合してこの後どうするかを、もう考えているから発表したいと思います」

 うん、これを機にあの領地の件からも逃げられるかもしれない!そうだ!うまい具合に皆にぶちまけて自由になるぞ~♡


 しばらくすると、マニエラの部下が組みなおしたテントにマイさんとシャールがやってきた。


「あなた、大丈夫だった?」

 心配した顔で俺に駆け寄ってきて腕にしがみついた。

 うほっ!胸の感触がいい!!


「みんなに集まってもらったのは他でもない今後についてなんだけど、俺はもっとこの世界を知りたいと思っている・・・だから、武者修行のため一人旅しようと思っている。もちろん旅とはいっても夜には転移装置を使ってマイさんの所に帰ってくるつもりだ、どうだろうか?みんなの意見を聞きたい」

 横では絶望した顔でこちらを見てくるマイさんの視線が痛い。


「ねぇあなた私たちこの前一生を誓った仲なのに、もうさっそく別居なの!いやよ!ずっと一緒に居たい!何のためにすべて捨ててきてのか・・・・」

 キリっと俺の真正面に立ち。


「あなたを愛し生涯ともに過ごすと思って・・・確かに仕事で家を空けることもあるでしょう!でも・でも、あなたは、また逃げようとしてます。私を連れていくのならともかく、私を置いていくなんて!許せません」

 ですよね~そう思うよね~


「よし!一緒に行こう!」

 押しに弱い、俺でした。


「確かに、今のはコウチンが悪いわ、まだこんなに若くて可愛い奥さん置いていくなんて大丈夫よ私たちの技術があれば行きたい放題よ!うふふっ」


「いや!それはないな、あまりこの世界に科学を広める気はないよ。シャールが黙ってトラックとか作ってるのはびっくりだけどね」

 あれほど、オーバーテクノロジーはやめるように言ってたのになぁ


「まぁ過ぎたことは仕方ないじゃないの、私の国では色々そろってるわよぉ転生者がいっぱいいるしねぇ」

 マニエラが爆弾発言してきた!!

「この世界地球の双子星と言うか二つで一つだから、地形も一緒なのよぉ、ちなみに魔族領は日本に作ってるのよ。

 大陸だったら、頭のおかしい原始人が攻めてくるでしょ。船が近づいてくることもあるけど『神風』で入ってこれないしとっても平和な国よ!」


 どうも、地球の日本がある場所が魔族領らしい。話によればインターネットあるらしい・・・なんとうらやましい。


「なんと!うらやましい・・・だが断る!!いっときこちの世界を堪能するさ・・・で、この格好じゃ。故郷のくそ野郎どもにバレたら後々めんどいから、姿を変えようかと思う」

 ふふふっ!おれは、変身できることができるのだ!!この発想はシャールを見て、もしかしたらと思ってやってみたらできた。


 なぜできたかは、考えないことにした。


「その前に、街に戻って村長さんにも言わないといけないわね。さぁ早速戻りましょう。こっちには優秀な人材も来てるし任せて大丈夫でしょ」


 それもそうだな、なぜか勝手に発展する国だし~。


「でも、姿変えるってどうするの?」

 マイさんが、不思議そうに聞いてくる。


「マイさんにも言ってけど、おそらく・・・ムニョムニョ・・・」

 言葉を濁す。


「え?なんですか?」

 マイさんが可愛く首をかしげる。


「もしも、今の姿がまるっきし変わるよ・・・嫌いにならない?」

 不安げにマイさんを見る。


「前にも言ったけど、姿かたちに惚れたんじゃありません。今のあなたが好きになったんです」

 真剣な眼差しで言ってくれる。


「よし!変身するよ!そうだな~高校くらいの時になろうかな?マニエラ~どう思う?」


「え?え~~~~~~あの頃に!!!!フゥフゥフ~本気?やばいんですけど100年ぶりくらいに興奮するんですけど!!!!!!!!!!!」

 マニエラの顔がやばいメッチャひくわぁ~。


「マイさん、もしかしたらあなたコウチンの事嫌いになるかもね~だから、私に彼のことは任せて!!幸せにするから!!」

 鼻息荒く、マイさんに迫る!!


「なになに!!そんなにやばいの?シャールはわかるの?」

 一心同体ともいえる、シャールに聞く。


「うんとね~こっちの人受けはしないけど・・・マニエラさん好みになると思うかなぁ、ママは少し心構えをしてた方が良いかも・・・」

 複雑な顔なシャール。


「まっ!ちゃちゃっと変身しま~す!!!え~い!!」

 掛け声に合わせて、魔法少女の変身シーンみたいに光り輝くのだった。


 ふふふっ




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