元嫁対現嫁!
ガラガラ!!ガンガシャ!!!
「あなたぁ~~~~!!!どこ?大丈夫なの!!」
凄い騒音の中、、マイさんの声が聞こえる。
「パパァ!ママが心配してるよ。早く出ておいで!!」
ありゃ!マイさんとシャールが来た。
「あらら、まだこっちでは若いはずなのに、嫁はわかるけど・・・ずいぶん大きな大きな娘が居るのね」
ニヤニヤしながら見てくる、元嫁。
「はなしたよね?俺の分身体、なぜだか自立しちゃってさ。まぁ・・・娘みたいで可愛いけどな」
ふふふっと二人で笑っていると。
『バサァ!』
テントの扉が開く!
「あなた!たすけに・・・きた・・わ?」
マイさんの目の前にはなんと、マニエラに抱擁されてる俺が居る。
「浮気~~~!!」
「パパが、きれいなおねいさんにだきついてる~w」
シャールさん何故にやける?
バキ!マイさんのボディブローがいいところに入る。
「ぐべぇ」
そのまま、気絶してしまった。
「あなたは誰?魔族ですよね?なぜ?私の、旦那様に抱き着いてるの?変な魔法使ったんでしょ!返して!!」
二人の間に火花が走る。
「あらぁ?あなた、この子のなぁに?ふふっ、あげないわ~この子は私の物なのよ」
わざとらしくコウイチを抱き寄せる。
「きぃ!コウイチは私の旦那様なのよ!この淫売女!話しなさい!シャールちゃん殺るわよ!!」
「でもママ、相当強そうよ?それでも?」
「やるわ!パパ取られてもいいの?」
「わかったよ。ママ!」
マイさんの周りに風が集まりシュンと高速で移動しマニエラの目の前に移動しコウイチを掴もうとするが・・・・
「・・・・残像よ」
スカッと空振りする。
今度は、マニエラの後ろにシャールが掴もうとするが・・・
「それも、残像よ」
そのまま、シャールをよける。
「あらぁ?あなたは、コウチンの娘・・・分身体なのかしらぁ?」
「気安く!『こうちん』なんて呼ぶなぁ!何様よ!!」
マイさんの、正拳付きのこぶしからレーザー光線みたいに真っ直ぐかまいたちが飛んでいく。
慌ててマニエラの部下たちが集まってくる。
「魔王様!!大丈夫ですか!!」
斧や剣など装備した、魔族が来るが
「手出しは無用よ。うふふ」
楽しそうに言っている。
「ふざけるな!」
マイさんは、怒り絶頂!!
「ねぇ、娘ちゃん貴女・・・分身体と言うか、魂がコウチンと違うわ~、あなた誰なの?もしかして・・・」
「言ったら!殺す」
妙に、ドスが効いた声でシャールが叫ぶ。
「まぁいいわ、知られたくないこともあるわよね?おねえさん優しいから、黙っておくわ、そろそろ休戦しましょう」
『止まりなさい』
力ある言葉でマニエラが命令する。
「う、動かない!」
マイさんたちは、固まった。
「私はねぇ、前世でこの人の奥さんだったのよぉ」
「「え?」」
マイさんとシャールが驚愕する。
マイさんは、前世の話聞いてたが最近・・数日前に聞いてすべて聞いたわけではないので困惑する。
「あいてて・・・マイさん痛いよ~あれ?何この現状?テントがぐちゃぐちゃになってるよ」
「あなた!!どういうことか!!説明して!!!」
般若の形相で睨んでくるマイさん。ニヤニヤしているマニエラ(元嫁)暗~い顔のシャール。
「え?気絶してたから状況が読めない」
「は~い、お茶入ったわよぉ」
のんきに、お茶の準備するマニエラだった。
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