もしかして、死んじゃうのか?な?

「オラオラオラオラ!!!どうしたぁ最初は息巻いて強がってたな!!」

 薬飲んでから、めっちゃ強くなっている!!第一あっちは転移者でチート、俺は微妙な転生者この体の、ポテンシャルで何とかやってるだけだ。


「おいおい!そんなドーピングしたら、ズルくないか?」

 かすり傷を付けながら避けている、基本的暗殺系が得意なおれは真っ向勝負は分が悪い。


「おかしいな?この剣には毒が塗ってあるのに常人ならもう死んでるか、うごけないはずなんだけどっ!」

 首を貸しげながら蛇腹剣を振り回してくる。


「おれは、毒殺されまっくったから耐性あるんだよ!だから体がだるいのか」

 弱くなったのかと思ったら毒が塗ってあったのか・・・


「第一に、僕とのレベルの差がありすぎるから絶対勝てないよ!わかってるだろ?同郷なんだから、今立ち去るなら命だけは助けてやる。しかし、女を置いていけ」

 ぐひひひと、イケメンにもなっても笑い方がキモイ。


「それは聞けないな、やっぱお前救えないな、ここで死んでもらう。もしかして、こっちはレベル制なのか?」

 あり得ることだった、でも試したしギルドでも聞いたがそんなものはないと確認済み転生者特典なのか?


「僕とは数値で表すなら、50以上も離れている・・・ちなみに、僕が上だ!そろそろ女とやりたいからね。。。もう死ねよ!!」

 蛇腹剣を投げだし、AK-47を空間から取り出した!!


『パパパパパパッ』

 軽い音の銃声音。


「おいおい!それ反則だろ!!どうやって作った?」

 シャールも一度作ろうと言ったが、おれはそんな兵器作ったら戦争が、激化するからダメと言って封印した。がここ出てくるなんてね。

「ぼくは、ひきこもりでネット難民。知識は豊富なんだが作る工程がな時間かかったよ、わざわざドワーフ捕まえに行ってついでに、ドワーフの女も・・・くくっ!幼女なんだぜ、地球の文献で、小さくて毛むくじゃらで男見たいって書いてあったが!!合法ろり!!穴という穴攻めまくってやったぜ!!最後は、汁だしまっくて死んじゃったけどね」


『ブワッ』

 おれから、黒いオーラが漏れ出した。


「おいおい!演出だして、それでビビるとでも僕は、もっと楽しむんだ!」


「ピュン」ドサッ・・・・


「ぎゃぁ!腕が!!!」

 佐藤の腕が落ちる。銃を持っている方の腕が落ちる。


「フフフッこれで持てないな」

 ニヤニヤして佐藤に近づく。


「寄るな!」

 佐藤は焦りながら空間から瓶を出し飲み込むと腕が生える。


「ははは!!俺は無敵だ!切り落とされてもな、くそくそ!よくも殺してやる!」

 キレまくった佐藤は、剣を出し走り出す。

 俺も空間から長槍を出しそのまま突き出す。


「サクッ」と佐藤に刺さる。


「えっ?逆に刺さるの?ウケるんですけど?レベルが50違う?だから勝てない?経験の差だよ。童貞さん!にゃはははは~」


 ニュチョッっと槍を引き抜くと。


「くそ、なんでだ!いままで男や軍隊なんて一捻りだったのに」

 こんどは、佐藤の腕に炎の渦が!!


「街ごと消しとばいてやる!!!」

 おいおい!ここにはマイさんが居るんだぞ!!遠くに逃げてるかな?


「あなたぁ街のみんな避難させたから大丈夫よ」

 そこには、マイさんが居た。


「何でいるの?」

 ぎょっと!!叫ぶ!!


「旦那様の近くにいるのが、いい妻の務めです!!」

 フンス!と自慢げに立っている。


「ひょ~美人だ!!あとで楽しもうぜ」

 そのまま魔法を放つ!!


 くそっ!マイさんには魔法は効かないかもしれないが街には損害出したくない。

 練習中だったあれやるか。


『闇魔法!!ブラックホール』

 炎が闇に吸い込まれていく。


「マイ俺につかまって!!」

 ダッシュでマイさんに近づき抱きしめる。


『やだ、うちの旦那様カッコいい』

 ぎゅっと、俺を抱きしめ返してくる。


「うわ~!俺の腕が!!!!」

 その闇に腕が吸い込まれてる。


 ブチっと自ら腕を引きちぎる、佐藤。


「もう、ゆるさねぇ!」

 さとうは、真っ赤な目をして全身にポーションらしいものを大量に浴びた。


「ねぇ?あなたあれ人間?」

 目の前に、こっちの世界には実はスライムはいない。だが、目の前には佐藤がぶくぶくと崩れ液体状の化け物・・・・そう、異世界ラノベ定番のスライムが目の前にいた・・・・


「これ、無理ゲーだろ」

 巨大生物を眺めながらつぶやく俺だった。

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