行ってきます!ちょっと海まで

「じゃ!行ってくるから、みんな優秀だからだから大丈夫と思うけどね」

 だって、俺何もしてないんだもん。


「勿体なき、お言葉でございます。気を付けて行ってらっしゃいませ」


「うん行ってきます」

 大きなバックを、持つと。


「パパ!これプレゼントだよ。何でもはいるバックだよ!!ファンタジーには付き物だよね~!あっ、無限に入るわけじゃないからね精々八畳くらいかな?分かるよね?八畳こっちには畳無いからね、ほかの人じゃ分からないからね」

 そっか、こっち石だもんね基本は、あるとすればフローリングと絨毯だから。


「うん、わかるよ。畳か、懐かしいね、こっちじゃ無理だけどね・・・それに、そこまで恋しくないしね」

 ラノベのように、何でもかんでも日本の押し売りしてもね、なんだか気持ち悪い。


「作れると思うけど?」

「うん要らないかな?さっきも言ったけど・・・そこまで恋しくないし困ってないし」


「そう言うと思った!私これでも、ぱぱの分身体だからね大体わかるよ、気が向いたら言ってね」


「うん、わかった!これが、バイクか!懐かしいなぁ、おろ?サイドカーになってる!狭い道は、どうすればいいんだ?」


「それはね、ここ外して・・・・・ほら!後ろに繋げたら細くなったでしょ!そして、サイドカーの方は車みたいになってるから、飛び石対策雨対策完璧だよ!」

 そこで一つ気づいた!


「俺雨降ったら、カバーするものがないよね?」

 恐々と聞いてみる。


「うん、男でしょ!」

 ・・・・・・


「え?」


「ふふっ、嘘だよ前にカバー付けるのと、カッパ用意したよ。もっと、車っぽくする?」


「う~ん・・・いや、このままでバイクの醍醐味が無いからね。車は欲しいね」

 うん、車は欲しいな。


「車は、まだ辞めとこう!まだ道の整備なってないし、この道で飛ばしたら引っくり返りそうだよね、飛行機もワイバーン居るからしかも、滑走路作るのめんどいし、やるならもっと先だよ」


「無理せず、ゆっくり行こうな!そこまで、技術革新しても混乱を招くだけさ、大体このバイクでもヤバいのにね、でもこのバイク作ってくれて嬉しいよ」

 そのまま、ハグしてナデナデ元は、俺の精神体と言っても、元精神体だからね。だから、シャールは、もうシャール一人の人間としてみてるよ。


「えへへ、もっと撫でて」


 あ~いい匂いだな少し前まで、同じ匂いだったのに今じゃもう別人だな・・・完璧にね。


「ねぇ、イチャイチャしてるところ悪いんだけど、そろそろ行かない?」

 おっと、マイさんが怒りそう。


「わかった、じゃ!行きますか!!」


 不思議そうにバイクを見ている。


「ねぇ、これなんなの?見たことないんだけど?動くの?なんでわかるの?」

 あれぇ?言ってなかったっけ?この旅行で、はっきりしておくか・・・嫌われるかもな。


 ちょっと怖い。


「この間、教えて貰ったんだ、でも道わかんないなどうしよう」


 西に向かえばいいと思うんだけど地図的に。


「パパこの前、デバイス渡したでしょ!それ使えばナビしてもらえるよ」

 そういえばもらったね、腕輪タイプの、スマホみたいな扱いでいいのかな?


「スマホと、同じ使用方法でいいのかな?」


「それでいいよ!私も持ってるから、これで連絡取れるよ、寂しくなったら電話してね、そして、音声で使用できるし『ブラインド』とか『オープン』とか言えば、キーボード出るから、それで操作してね」


 なんと、未来的な!魔法すげー!何でもありだね。


 地球にも、魔力があれば原子力など要らなかったのにね。


「もう!二人して何言ってるか分かんない!!早く行こう!」

 もう限界だな!


「じゃぁ!行ってきます!」

 キーをまわすと『ブロロロロ・・・』エンジン音がする。


「本当は、音出ないんだけど安全用に音出るようにした。オフも出来るよ!」

 いいね!隠密に使えるね、ホントみんな優秀ですわ。


「行ってらっしゃいませ、お帰りお待ちしております」


「いてら~」


「行ってきま~す」


 ブォ~ン!


 マイさんとラブラブ旅行行きますかね!少し、告白することになるだろうけど…どんな反応するのかな?


 嫌われたらいやだなぁ、と思いながらナビ通りに進むのだった。






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