自由の国グランメルトの大臣たち

 生鮮市場をまわって、びっくりしたのが冷蔵庫があるのだった!元々あったのは、今ある冷蔵庫よりも性能が劣っていた。


 そこで、村長と話していた時、冷蔵庫の事を知ったが開けてびっくり、ほぼ効かない、貴族の家にあるのはもっと強力な冷凍魔法の魔道具(ただの氷)を、食材の近くに置くだけ。


 そこで、村長と設計図を書きながら、氷を置くにしても冷気を循環させる管の配置を考えながら、キャッキャウフフ♡していたら村長の娘に『パパたちきもい・・・』と言われて二人でショックを受けてた。


 そんな精神的ダメージ受けてでも作った、冷蔵庫。


 確かに性能は、あがったとっても冷えるが、技術者じゃない、俺たちには限界だったそこで、村長が『あとはお任せください!技術者を集め改良します』と、出っ張った腹を叩きながら半年もたたずに冷凍庫まで作っていた。村長チートだな。


「コウイチ様この冷蔵庫の制作方法登録し、ウッハウハですぞ!しかも、食材が保存出来て最近ご飯が、おいしくて太りすぎましたぞ!」

 そんなの、関係ないし。


「よかったね!これでこの街も、もっと発展だ!」


「はい!馬車を改造し輸送にも使っておりますので新鮮な、海の幸も入荷しております。すごいでしょ!」

 褒めて褒めてと、首を垂れる・・・なでなでしないよ、おっさんに。


 そんな感じで、冷蔵庫が完成した。


 回想が長くなったが、家に着いた。(城)


「コウイチ様、お待ちしておりました、各大臣が待っております」

 あれ?結構かかると言ってたと思うけどな。


「皆、早急に、コウイチ様会いたいと申しておりまして居たものも居たので、集まりが早かったのです」

 そうなんだ~どんな人たちかな?仲良くなって、早く仕事任せて、スローライフを


「ささ!こちらですぞ!円卓の間でございます」

 うん?パクリかな?


 大きな扉が開くと、いろんな人種の人たちが立っていた。


「では、皆の者、こちらが私たちの恩人である『コウイチ様』様である!控えよ!」


 二人除いて頭を垂れる。あれ?ミズキさんがいる?


「これ!ミズキ様は仕方ないですが・・・ローグお主その態度は何様だ!」


「はん、こんな子供が俺たちのボスだと?はん、弱そうだな食ってやろうか!!」


 すごんでくる、トラ顔の男は顔を近づけてくる、やめてそんな趣味はないよ!


 前方の方から、影君が怖い顔している。


「影君、怖いよ、いつもの可愛い顔でね?」


「えへへ、かわいい・・パパ、名前つけてください、今から女性形態から崩す気はないです、もう影君は嫌です」


「おいおい、俺が話してるだろうが!離れてろ!!」

 どんと、影君を突き倒す。イラっとした、俺は。


「なんだ、おまえ?俺の大事な家族に何してくれんの?」

 ローグの、首にエストックが刺さる・・・


「いて~!」

 ローグの叫びが響くが容赦なくグリグリする。


「で?なんだって?こんなちびに何たらだっけか?こんな弱いのに・・・何強がってるのかな?村長聞かせてもらえるかな?」

 そのまま、エストックをグリグリしながらローグが動かない、正確には動けない、『影縛り』をしているからだ。


「申し訳ありません、この前まで戦闘奴隷として人間に、捨て駒のように使われておりまして、統率・戦闘経験など見込んで軍事大臣に任命したものです。この、罰は任命したわたくしめが、受けますので今回の件はお許しください」


 付き合いの長い村長が言うなら仕方ない。


「村長が、そういうなら仕方ない、今回だけだぞ」

 そのまま、エストックを抜くと・・・失禁しながら倒れる、ローグ汚いなぁ。


「で?いまのが、軍事大臣」


「ほかにも、観光大臣ミラ・文部大臣ミズキ・商業大臣ブラン・魔法大臣影さま・農業大臣ノール・畜産大臣ウーク・工業大臣ガンジンであります」


 ほぼ人族じゃないな、良いんじゃないか?


「いいと思うよ、じゃ!さよなら」

 さっそうと去ろうとしたら、村長が!


「待ってくださいぃ!!!まだ終わってません!!本人たちからも、一言あるみたいなんで・・・」

 村長が、必死に止めてくるが今日は無理だな。


「村長、この件は次回にしてくれないかな?ちょっと、イライラしてるからさ」

 おもいっきり、体から黒い靄が漏れまくる。


「パパ~漏れてるよ、いこいこ!!村長さんいいよね?ね?ねっ?」


 村長に、小声ではなす。

『このまま、無理矢理置いておくと、みんな無意識で殺されるよ』


「はい!また時間がったときにお願いします」

 少し青い顔の村長。


 ごめんね、君には怒ってないよ、タイミングが悪かったね。


「じゃぁ、行こうか」


 また後日話聞くよ。








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