新しい国の名前考えて~~~!!

「コウイチ様!とうとうこの時が来ました」

 村長さんが、鼻息荒く玉座の間にやってきた。起きた瞬間侍女たちが現れてきがえさせられて、玉座の間の椅子に座らされていた、横には、マイさんが座っていた。


「ねぇねぇ!あなた、私とってもきれいなドレス来て居るわ!見てみて!!」

 横でめっちゃ、はしゃいでいるマイさん、一応俺よりも少しだけだけど年上なんだから落ち着いてね。


「うんうん!綺麗だね~でね!この国の名前、いい案無いかな?」


「えぇぇぇ!そんな、重大な事・・・難しいわ」

 頭を、フルフルしながら困り果てる。


「どうしようか?ネーミングセンスないしな~」

 ぐるぐる考える・・・あれはどうかな?


 ジャックス(神の御心)民主主義国家はどうだろうか?


「あのね、民主主義ってわかるかな?」


「「なんですか?」」

 こっちは基本、王制だからね。


「民主化の概念は民主主義の理念化と、参政権の獲得と、市民社会の成立に、立憲主義の確立や三権分立の整備などして、住んでる人間に亜人にこの国の法を作り・・・国を運営することだよ、三権分立は確か・・・え~と・・・なんだっけ?」

 ここから、1時間ほど悩むと!ふと断片が思い出す。


「あ!たしか、国会(立法権)・裁判所(司法権)・内閣(行政権)だっけ?でも、ここの世界には裁判とかも、魔法具あるから嘘がわかるからね~でも、貴族とかは、うやむやにするしね~でも、地球も権力があれば、もみ消すよね・・・う~ん」

 考えれば考えるほど分からない・・・・


「とにかく!!世襲制じゃなくて・・・国民が選挙で代表を決めそうだな、5年周期でまた選挙しての繰り返しで、詳しくはこれから考えようね」

 あってるだろうか・・・?


「よく分かりませんが、それは無理ですね。なぜかと言われたら、あまりにも違うからですね。いきなり、お前たちが決めろ!!など言えば、混乱が起きます。・・ここの国はコウイチ様のお力で、差別も、ほぼ無くなりましたから、うまくいくかもしれますがほかの国から、やっかみが来ると思います。どこの国も、権力は独り占めしたいですからな」


 ふむ、みんなに平等に、代表も自分が決めた人がなると、この国がうまく民主主義がうまくいったら、周りが面白く思わないだろうね。それに今までの王様が落とされるとなるとねぇ・・・周りの国が、一斉に潰しに来るんだろうな。くわばらくわばら!!


「難しいかもね、まぁ簡単に言えば、大きなギルドみたいな感じでさ、どうにかならないかな?」

 王様なんてやりたくないから、必死に無理だとわかっても言ってみる。

 村長が、険しい顔しながら。


「水面下で計画し、100年はかかるかと思います、その為にも、コウイチ様に頑張ってもらわないとですな!」

 いきなり、いい笑顔になった。


『ふふふっコウイチ様!これで逃げられませんぞ』

 村長は、絶対逃がさないマンになっていた。村長は、ここが村だった時から大きくすことを誓っていた。


「それと、この国の名前は・・・自由の国グランメルト!!これ決定!!いいね!」

 え?最初と違う?考えは、変わるものなんですよ・・・ですよね?


「いいですわ!あなた『自由の国グランメルト』意味は何ですか?」


「・・・・意味はない。ごめん」

 申し訳ない。


「コウイチ様の言葉は絶対です!」

 村長が膝を付き礼をする。なぜそうなる?


「それで、忙しいところ悪いのですが・・・これからのこの国の方針はいかがなさいますか?」

 方針?またまた、無茶ぶりを!


「俺もそこ迄、経験が無いからザックリでいいかな?」

 リアル王様に興味ないからね・・・


「はい、任せてください!こちらも、昔に比べると優秀な人材がおります。今度顔合わせしますので、お時間ください」


「えっ?今日?」

 もうきついからヤダ~!!お出かけしたい!!


「そうですな、明後日はいかがでしょうか?何人か出払っておりますので」

 手帳を確認しながら答えてくる。


「よし!それでいい!!じゃ、マイさんデート行こう!」


「その前に、方針を」


「そうだね~先ずは、入国税の値下げして、無料露店を1週間に一回行い、優秀な人材を探す。そして、おれが奴隷が嫌いみたいな、感じで考えてるみたいだけど、借金奴隷、犯罪奴隷の差さえを付けてくれればね。借金奴隷は、きちんとした法律を決めて守るように。犯罪奴隷は、犯罪の重さに応じて対応するように、そこは村長に任せるよ!あと、明らかに、攫われたりした奴隷はたすけてあげてね」

 俺が読んでたラノベは、かわいい女の子しか助けてなかったのは気にくわなかったな。


「かしこまりました、追々やっていきます。たしかに、いきなり奴隷解放なんて言われたら、どうしようかと、思いました。」

 奴隷も、文化だもんね。前世に無かったからと嫌悪を感じるわけでわない、これは必要なことだ。刑務所ないし収容させて寝かせてるくらいなら、働かせたほうがいいもんね。


「よし!それでお願いね」


「かしこまりましら、これから忙しくなりますぞ!!わははは!!!」

 お辞儀して、出て行った。


「あなた、大変ね。最初は、ただ逃げるだけのつもりだったのにね」

 にこにこしながら手を差し伸べてくる。


「そうだな、乗り掛かった舟だ。少しだけ付き合って、村長に任せて逃げよう!」

 マイさんの手を握り立ち上がる。


「わたしは、どこにでも着いていくわ」

 何てけなげな子なんだ!愛してるよ!!


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