屑国脱走中
ミズキを、連れて来た道を逆走して逃亡中。
小さい声で・・・
『早く歩いてそして静かに歩いて!!』
『どっちよ!』
むすっと話してくる。
『第一に、私運動苦手なのよ、抱っこして!!』
『わかった!』
ひょいと抱えて走り出す。
『ほんとに、抱えていくなんて・・・私重くないかしら?』
『いや、めっちゃ軽いよ、舌噛むから口閉じて急ぐよ』
急いで、隠し通路がある方に走っていく・・・・
「なんだか、騒動起きてるから来てみれば、こんな所に人の気配がするな」
げげ!騎士団長がいる!!あいつもなかなかゲスイ奴だ、強いくせに弱い者いじめが、大好きですで、しかもゲイ・・・そこは、否定しないが無理矢理部下たちを、掘りまくるのは・・・いけすかんな、と言うか、こっちの世界虫下しなどの薬ないから、虫が…げふんげふん。いつか、そっちの薬も作ってやる。こっちの世界、上級階級は、何とか薬っぽいのがあるみたいだが・・・飲んだ人間も、めっちゃ苦しむ。
話はずれたが。
「オイ居るんだろ!!姿だしなよ、じゃないと衛兵呼ぶぜ!!」
くそ、仕方ね~な。
「よう、久しぶりだな、ゲイコー」
「なんだ!第三皇子ギル様じゃないか、なんだ死んだんじゃないか?これは、知らせたら、褒美貰えそうだな新しい美少年を貰おうかな、ぐふふふ」
そして、大きな声を出そうかすると・・・
「おいおい、ほかの人間に手柄を渡すのか?報酬が減るぞ」
あぶねぇ呼ばれたら、計画台無しだぜ!
「そうだな、なら命は助けてやろうだから着いてこい、ギル様じゃ俺様に勝てないからな、手足一本くらい無くなってもいいだろ」
ニヤニヤしながら、剣を抜いてくる。
「まぁ、穏便に行きたがったが・・・死んでもらう」
「わはははは!!この、甘ったれた皇子が、たたき上げの俺に勝てるかよ!」
先手必勝!!まずは牽制だ!足元の土をゲイの顔にに向かって蹴るが避けられる!
「おいおい!皇子さまがするようなことじゃないなっ!」
ガン!重い相手はさすがに、大きい剣なだけであって重いバスタードソードと言うのかな?おれは、まだ小さい体のせいで、せいぜい持てるのはショートソードしか持てない。
ゲイの、攻撃を受け流しながら『潜伏』!!
一気にに首を狙うが、防がれる・・・
「なんだ、おまえ?相当手馴れてるな!少し楽しくなってきたぞ!だんだん熱くなってきたぞ!あとで、お前の穴貸せや!」
ぞぞぞぞ!!
「いやだぞ!気持ち悪い、おれには、心に決めてる女がいるんだ、男に興味なんかあるか!男の娘なら・・・」
やばい、かわいいなら行けそうな気がした。
「その後ろに隠してる、女の事か」
にやにやしながら、剣を向けている。
「よくわかったな、隠してたんだがな」
「俺の、ユニークスキルで何でも見通せるんだよ!いまいち役に立たないが、なぜか恨み買うんだよな~よく元部下に、襲われそうになる時に役に立つんだよな!あんなに可愛がってやったのによ~」
でしょうね、殺されても仕方ないよね。
「そりょそうですよね!『影縛り』」
ゲイの、足元に黒い鎖が足を縛る。
「ぐおっ!」
前のめりに、つこけるゲイ!チャーンス!!!
ナイフを投げる!ゲイの頬をかすると、一本筋の線ができて血が流れる。
「おう、褒めてやろう、この俺に一太刀あたえたなんて誇っていいぞ、だが、この程度で・・・あれ?どうしたんだ?体が動かねぇ・・・」
後ろに倒れてぴくぴくしている。
「ふふふふ!それは、俺の魔法と俺の暗殺に使われた毒を拝借したのを使った、ほうこんなに強い何てな~良く死ななかったな、俺ってすげ~!」
「おい、解毒してくれ!お~~いたすけてくれ!!」
大きな声で、助けを呼ぶゲイコー!!
「残念だが、もう結界を張ってあるよ、最初に叫ばれてたら、やばかったけどな、余裕があると油断しちゃうよね、、俺も気を付けよう、さぁどうしてくれようかな」
ここまでくればあと少し時間もあるだろう。
おれは、ゲイコーのズボンを脱がす。
「なんだ、俺とやりたいのか?」
うげ~気持ち悪い。
「そんなわけあるか、今までの皆の恨み・・・少しだが晴らしておこう」
チュン!!
下の一物を切り落とす・・・生きたままに・・・
「ぎゃぁぁぁ!!いてーいてーよ!何してくれるんだよ!!ゆるさねぇぞ!!」
ずっと、たすけてくれ~と叫んでいる。
「あ!聞こえないからww次は、爪を一枚づつ剥いでやるよっと!いちま~い・にま~い!・・・・」
両手、両足の爪を剥いだ後、歯も、一本ずつ抜いていく・・・
「ねぇキモイことしてるところゴメンけど・・・もう時間ないんじゃないかな?」
「そうだね、残念だけど・・・死ねてよかったねw」
最後に、ほい!
『毒鬼虫』説明しよう。これは、俺が受けてきた毒殺の情報をまとめた毒の塊・・・それを、イメージで虫の形にし内臓を食い尽くす尚且つ毒を撒きながらだからダブルできつい・・・しかも、骨ごと食いつくように命令してあるから証拠隠滅も、ばっちりだ!
「あなた、大丈夫なの?」
「これでも鍛えてるからね、拳聖か剣聖か大賢者でも来ない限りね、心配っしてくれてありがとう!ささっ行きましょう」
最高の笑顔で、手を差し出すと。
「いや結構です、歩きます。でっその性格大丈夫なの?歪みすぎではないかしら?」
「そう??身内には、やさしいつもりだよ」
「わたし、あなたを怒らせないようにするわ」
あれ?震えてる?
「まずは、脱出だ!!」
「はい」
最初の、逆になったねww
________王広間_______
「行ったか・・・」
「はい」
「ここ4年で、雰囲気が、思いっきり変わってしまったが・・・最初は殺す予定だったがこれはこれで、おもしろいかもな」
「さようでございますな」
「あの国の女を攫って孕ませた子供は、これからどうなるか・・・いい暇つぶしになりそうだ、たのしみだ・・・早く戦争にならないかな」
戦争の事を考えるとワクワクする、屑王だった。
「これからも監視しておけ」
「かしこまりました」
そして、深々にかぶったローブの男は、霧となって消えていった。
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