どっかのお姫様救出作戦
みんなを、見送った後。
「さてと、どこの女の人助けに行こうかね」
『潜伏』
うわ~ドンドン火消しの方々が来るなぁ、水もないのにどうするんだろ?
「「「「アクアショット」」」」
「「「ウォーターストーム」」」
凄い派手な魔法だな、俺のは地味だな~でも、俺の魔法役に立つもんね。強がってないもん。
そのまま、城に忍び込むと、目の前に次男がいる!!天敵だ、メイアは陰湿だからな、爽やかイケメンのくせに・・・そのまま、陰に潜伏してやり過ごすことに。
「おぉ!燃えてるな、奴の離れが、わはは!!ざまぁ無いぜ」
「メイア様ここでは、言わない方がよろしいかと・・・」
「いいじゃないか!皆あいつを殺したがってる」
『おもえば、なぜ殺されかけるのかを考えたことないな・・・』
10歳まで、ただのギル10歳半年ぐらいから、ギルと前世の記憶が合体して、どちらかと言えば気弱な、ギルよりも前世のコウイチの方が気が強く前向きのせいか最近前世の記憶の方に持っていかれてる。
だから、そこまで考えてなかった。逃亡資金集めに躍起になてって・・・もちろん、10歳までの、ギルは怯えるだけ、マイさんにすがり甘えて考えることを、やめていたからね。ここはしっかり聞いておこう。
「あいつは、父から攫った女にはらませた子供だ、父も殺したがっている、この国の純血じゃないからな、邪魔になったんだろうな、実際の所は分からないがな」
『なるほど・・・だから、似てないのか!!納得納得・・・どうでもいいけどね、さらに同情もしなくていい』
「あいつ、あれで死ななかったのがすごいな長女のカムサの風呂に仕込んだ『激レア級の電撃魔石』あれは、城の宝物庫から盗んだ物だから威力は保証付きだ」
『おい、そんなもの使ったのかよ!そりゃビリビリやばかったぜ~、でも感謝してるぜ、前世の記憶が戻ったから生き延びれる・・・カムサお前は、ぎりぎりのビリビリ刑だ。殺さないでやる』
「明日が、たのしみだ・・・今日の女はどんなのタイプだ」
「はい、隣村の夫婦で、妻はとても、美人だと有名だったので旦那のほうに、城の仕事を与えると言ったら、ホイホイついてきました」
「ほほぉ、たのしみだな」
「はい、嫁の方は媚薬がきいております、旦那は椅子に縛ってあります」
「ふふふ!目の前で、妻がもだえる姿を見せつけるのも一興だ」
こいつイケメンの癖に、くそだな・・・知っていたがな。
こいつも、ただじゃ殺さない。下の物斬ってオークに献上でもするか。
一生穴という穴を犯されればいい。
『だが、いまではない・・・ごめんな、助けられないで、いずれこの国はぶっ潰してやる』
そのまま去っていく次兄・・・
よし、いくか・・・
そのまま、進んで鍵のかかった、扉の前に着いた。鍵なんて簡単だ、この『影鍵開錠』を、つかえば「かちゃ!」楽勝だぜ。
『潜伏』使いながら、入るとそこには、『桃色』髪の色の女性が本を読んでいた。
『桃色』か~日本には、いないな。染めた髪の毛以外見たことないからな、こっちは、天然でいるから・・・ファンタジー!!
「お嬢さん、お困りですか?」
びっくりした様子もなく
「いえ、特に困ってません・・・本を読めるので」
ぐぬぬ、時間が無いのに、おっとりしやがって・・・よくよく観察すると、かなり可愛いな、マイさんが綺麗系なら、この子は可愛い系だな。
ウェーブ掛かった桃色髪身長は、150センチ程だが、なんだこの、ボリュームのお胸様はIカップは有るのではないか?しかも、パッチリ目すごい好みだ・・・
やばい、殺される雑念を消すのだ!!マイさんに殺される。
「俺この城の内情知ってる者なんだけどさ・・・君監禁されてるよね?」
「・・・そうなの?知らなかったわ、どうでもいいわ、学校にも行かせてもらってるし」
何て能天気な子なの
「俺の名前は、ギルこの国の第三皇子だ、君の名前を教えて貰ってもいいかな?」
「最初から知ってたわ、私はバズクラ帝国の第一王女ミズキよ」
「そうか・・・え!その国のお姫様監禁してるのばれたら!!戦争じゃないか!重要な人物とは思ったけど、大物じゃないか、この屑国め国民に迷惑かける気か!」
イライラしてると・・・
「そういえば、何しに来たの?」
あれ、言ってなかったっけ?
「そうですね、あなたを攫いに来ました!」
「そうなの、攫ってどうするの?」
「最初は、あいつらに嫌がらせに助けに来ただけですが・・・ここは、戦争回避のために意地でも来ていただいて・・・自国に帰っていただきます」
「う~ん・・・どうでもいいのだけど、戦争はさすがに、お父様たちに迷惑をかけてしまうわね・・・」
そうでしょうとも国に迷惑はダメだよね、なにか一押しがあれば・・・
「何を、読んでるんですか?」
「世界の物語を読んでるわ、そういえばめぼしい本は読んでしまったから、もうここには用はないわね」
もしかして、そのために、監禁されても不満もなく、ここに居たのか?
「よし!なら、俺の経営している街があるんだ(いつの間にかだけど)そこで、色々な本を集めさせよう!!どうだ?いい話だろ!」
「それもいい話ね・・・いいわ、でも条件があるわ。一度自国に戻ったら、あなたの、街に連れて行ってほしいわ」
えっ?そのくらいいいけど・・・その経由で帰るからね。
「おっけーおっけー!いいところだよ、最近栄えて本も羊皮紙じゃなく、紙で量産され一般市民のみなにも、行き渡るほど安価に売られております」
『ガタッ!』
「何て、本が安い?何故ですの?」
あんなに、気怠そうな姫様が勢いよく立つ。
「それは、着いてからのお楽しみですよw」
「さ!いくわよ!!さぁ!!行くわよ!!!!早く!!!!」
あれれれ、さっきまで動きたくないオーラが・・・活発オーラに!
「・・・でわ、手を繋いでください」
遠慮なく、握ってくる俗に言う恋人握りで・・・
「離れにくい握り方ですよ!本で読みました『恋人握り』と言うらしいわ」
確かに、離れにくいかもね。
「いまから、俺が良いと言うまで、おとなしくついてきてくださいね」
「早くいくわよ」
「・・・・はい」
実際は・・・かっこよく登場して、女子を助ける、と言うシナリオだったのに。グダグダだってぜ。
「だが、これで赤っ恥かかせられるぜ!にゃはははは!」
「そんなことはどうでもいいから、行くわよ!」
「はい」
逆に、引っ張られる俺だった・・・なんでだ?
どうにでもなれ『せ・ん・ぷ・く』発動!
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