旅立ちの日!芸術は爆発だ
脱走計画は、腰眈々と進み最初は、そのままマイさんをさらって逃げる予定から、魂なきホムンクルス作って自殺・マイさんと相打ちで死んだ(これもホムンクルス)・他にもはなれに住んでるから全部燃やす(放火)で死んだ事にするつもりだったが、体がある分疑われるかも?との事で爆発させる事にした。もちろん、身代わりは置いておく事にした。
爆発なら、バラバラになるから疑われることは少ないだろうと。
「パパ、この前本邸に忍び込んだら見慣れない。女性が軟禁されてたよ」
最近影くんが、女の子の格好になって『ファザー』から、パパ・ママになった。
まぁ、ファザーより可愛いからいいけど、性格もかなり活発でおてんばになって、ちょっと前まで陰キャだったとは信じられない。
「女性を軟禁か?この国の王族は基本的に、屑だからね・・・よし!助けちゃお」
その囚われの、女性が居なくなったらさぞかし悔しがるだろうな!(・∀・)ニヤニヤ
「ギル様、かなり悪い顔しております」
マイさんには、城にいるときは『ギル』と呼ぶようにした、もうね、どこもかしこも『あなた、あなた、あなた』と言っちゃうからさ、怪しまれたらダメじゃん。最初は、嫌がったけど、影君も素直に影にいる約束したから、しょうがなく我慢したようだ。
「パパ、また計画変更なのかな?」
「そうだな~爆破したら先に、逃げててくれないかな?そのあと向かうからさ」
「いやよ、一緒がいいわ!なに?その、女引っ掛ける気でしょ!!わたしは、許さないわよ!正妻は私よ!!」
おっふ、こわいな、慣れてるけどね。そんなところが・・・好き!
「ただの、いやがらせだよ!!ここに、連れてきて牢屋に入れず、ゲストルームしかも、VIPルームに居るなんて相当貴重な人間のはず、それを助けたらその親に恩を売れるじゃないか!!」
「そこ?」
?マークが、いっぱい出ているのが見える。
「そうだよ、それ以外何があるの?ハーレムなんて作るとか・・・ラノベ主人公では、あるまいし・・・」
「ラノベってなんですか?」
確かにこの単語分かるわけないよねw
「そして、次々、奥さんが増えるのだった…」
こらこら、影君何言ってるのかな?
「じゃ!そういうことで!!」
話を切った。これ以上はやばい。
よし、俺の考えはこうだ!
「でわ!作戦は、まず、ダミーを用意して爆破地点の近くに置く、そして近くの転移魔方陣で、あの街に転送してもらう、そしてその騒動の中で、その女性を救出して後は、一度こっちの村長が用意したアジトで一泊して、また潜伏して移動します、ご意見は?」
「はいは~い!」
「はい、マイさん」
「その人とは、手をつなぐんですか?」
「はい、そうじゃないと潜伏が共有できません」
「・・・・だめです」
「はい却下、将来的に益になることは、きゃっかできませ~ん」
「むむむむ」
ヤキモチ焼いてかわいいな。
「ぱぱ!それか、私が行こうか?」
元気に手を挙げてくる!
「だめです、みんなを守ってください、何かあれば、俺は一人でも逃げられるんで、しかも、今までの経験で無傷で達成できると思います」
「なら仕方ないですね、あ~言えばこう言うですね・・・、もういいです」ぷぃ!
「わたしも、異議なしです」
よし!決定だね。
「じゃ!今日の夜決行します!!」
「「はぁーい」」
______夜______
『ド~~~~~~~ン!!!!!!!』
離れたところから、見ていた絶景だな!14年間過ごした部屋、毒盛られて死にかけた部屋・寝ているときに刺されて死にかけた部屋・誘拐されて死にかけて苦痛ですごした部屋・絞殺されて死にかけた部屋・電気が流れてきて感電して死にかけた部屋・・・・あれいい思い出ないぞ?
せいぜい、マイさんと過ごした日々しかないな・・・でも、マイさんもその部屋で死にかけたんだよな・・・俺の身代わりで、許すまじ!!いつかこの恨みを。
「でわ!行ってくる『潜伏』」
「気をつけていってらっしゃい、あなた」
転移陣で消えていく、マイさんと影君を確認して。
城の警備兵の隙間を抜けて、捕らわれの女性の所に走って行くのだった。
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