脱出計画!!
「でわ!脱出計画します」
「はい、あなた」
あれ以来べたべたしてくる・・・いいんだけどね、かわいいから。
「ここでは、誰に聞かれるかわからないから、村長の所に行くか、影君、影武者作って」
「わかりました、触媒が欲しいのでDNAの髪の毛ください。きちんと、毛根から・・・」
なんだか、いじけてないかい?
「私も行きたかったです、二人ばかりずるいです」
「今回の件が、うまくいったら三人で旅しような」
「はい!」
ちょろいな、そこが可愛い!
「では、もともと用意してたのがあります」
何だこれは?俺たちそっくりな人形が。
「ここに髪を入れて、鼻をポチッとしてください」
「「ぽち」」
おう!俺と、マイさんが二人・・・ふたり?
「これで、私もいけますね!フォルムチェンジ!!」
そこには、小さい可愛いロングヘヤーの女の子がいた。
「ファザーかわいいですか?ファザーの好みに合わせて変身しました!」
「へ~小さい子が好きなんだ・・へ~・・」
ジト目で、見てくるマイさん・・あれその右手に持ってるのは何かな?
「ちがうよ~マイさん一筋だよ、信じてその物騒なもの直して、ねっ!ねっ!!」
「しょうがないな~」
また、ギュッとしてくれるの、うれしいけどそのナイフ直してないから背中でコリコリしてるから~~!
「指示も、終わりました・・約19時間ほどで元に戻ります、急ぎましょう」
「うん、じゃぁ影に戻って」
「え?」
「影に戻って」
ぶわっと泣き出した、影君。
「なんでですか?こんなに可愛いんですよ?一緒に連れてたら鼻が高いじゃないですか!!いやだいやだ!戻りたくない!!」
また最近、感情豊かになってきたな~!
「城抜けるときだけ、我慢して、俺の潜伏も限界あるのよ」
「ぜったい!出してくださいよ!!」
勝手に出てくるくせに、あの夜あんなこと言っときながら・・・かわいいからいいけど。
素直に、影に入ってくれたので、マイさんをお姫様抱っこしてテラスから、潜伏しながら影移動する。街までは、俺一人なら早いけど、マイさんが居るからワイバーン便にした。
この便高いけど、今おかねは腐るほど持ってるからね、出し惜しみしない。
『ぐふふっ新婚旅行』
笑い方!!気を付けて
ワイバーン便は何と!これも、あの村が経営している。
『村長空飛べたら、ここにも早く来れるのにね』の一言からチームが作られ隣の王国発祥のワイバーン便を始めた。これがめっちゃ儲かっているらしく、このまえどこかの、お姫様がワイバーン便を使って入国したらしい。
なんと3時間で着いた、町に入って村長の居場所を聞いて向かうとそこには・・・
「お~~~い!なんで、こんなデカい城ができてんのよ~~!!!!」
つい絶叫してしまった!
門番が知り合いなのですんなり通れたけど、玉座の間に通されて無理矢理玉座に座らされた。なんで?
「お帰りなさいませ、王様」
村長が、意味不明なこと言ってるんですが??
「王様ってなによ?」
「いえいえ!わかっております、財政を立て直しそして最後は、軍を強化せよとの言葉、わたくしは理解しております・・いずれ、あの腐れ皇国をぶっ潰すんですよね?今現在この国は、みなギル様に忠誠を誓っております」
( ,,`・ω・´)ンンン?どうしてこうなった?確かに逃亡してスローライフする予定だったけどさ!!戦争とか、お恐れたことは考えてないよ!
「となりの、帝国にも使いを出し同盟の盟約も取り付けております、あとは、獣人・亜人の王国です。こちらも、着々と無差別に奴隷としてさらわれてるものを助け、奴隷になってる者たちを買いこちらに住まわせております」
あんれ~なんか話が壮大になってないかい?
「そこまで、しろって言ったっけ?」
「ははは!またまた~だから、今日は奥方をこの城に連れてきたんでしょ?」
「あら!この方わかってるわね!ギル様と私結婚してますのよ」
えっ?まだしてないよね?
「やはりですか、では日が決まり次第盛大な、結婚式を!」
「ちょっと待った!!その前に逃亡の計画でしょ!」
「あっそうでした。ギル様どうしましょう」
「それならお任せください、逃亡の日ワイバーン便を用意しておきます、隠れる場所もこちらに、用意しますので、ほかにも城に潜入させてる者たちもいますのでお任せください」
どやっ!としてくる村長。
「もう計画練る、必要なくなったね」
「城の自室とここの玉座の間テレポートの陣書いたんで何時でも行き来自由ですわ!」
「何ですかこのかわいい子は?妹君ですか?」
「むすこだよ!」
「むすめです、そして将来側室です」
いやいや、君僕の分身君は僕、僕は君なんだよ、自分を抱くなんて・・・・おえっ!
「近親相姦の趣味はないので・・・いててて」
後ろから、マイさんがつねってくる。
「もしかしてそのつもりなの?」
悲しそうな目で見ないで~
「ないからね」
「ないのぉ?」影君がいじけだした。
「ないよ!」
「でも、大丈夫、今、新しい器作ってるから任せてファザー!」
満面の笑みで!言ってくるから、ついよしよし、しちゃうじゃないか・・・
「でわ、食事の用意ができたので食べて帰ってくださいね」
「「「はーい、いただきます」」」
テレポートの陣があるなら、時間気にしないでいいよね。
そして、ゆっくり食べて帰りました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます