さらに13歳になっちゃいました。

 久しぶりに、村に行った・・・いや、もう村ではないな皇国の都に近いところまで発展した。

 用具作ったり、おもちゃ将棋など、女性用の化粧品と下着これはバカ売れした、陰君が優秀だから、錬金術で最高級ポーションを作りそれを化粧水に混ぜたら潤いが半端ないと好評になった。下着は、俺の想像してた構成を持った売れないデザイナーを引っ張り作らせたら成功した。その仲間たちを集めこてこてのドレスからシンプルなデザインを流行らせ村で専売特許を作って広めていった。


 チェス・オセロがあった、憶測であるがこっちには、何度か異世界からの転生者か転移者がいるみたいだ、でも記録がない、城の書庫に入って調べたが・・・こっちでは、少ない黒髪の勇者とか黒目とかの情報はなく、どちらかと言えば金髪ばかりだった。


 日本人が来たらテンプレ的に『米・寿司・天ぷら』が増えそうだけどない、パスタ・唐揚げ・ハンバーグ・白いパン・ハンバーガーが発展している。だから、食文化で儲けるのは無理そうだ。


 みんながみんな、日本食が好きってわけではないしね。


「村長久しぶり!何この城壁あれから、二年程度でここまで大きくなるかい?」

 村長は、相変わらず太っている。どうも、ダイエット頑張ったらしいが無理だったらしい。

「パパ!コウにぃ来てるって?」

「ブランちゃん久しぶり大きくなったね」

 村長の娘ブランちゃん、かわいい妹みたいな感じだ。

「また子ども扱いして、あと4年したら成人なの、大きくなったら結婚して」

 まだ小さい胸を、押し付けてくる。ふむ、がんばって!


「そうだね~大きくなったらね」

 にこにこしながら、よしよしヾ(・ω・`)

「子供じゃないってば~」

 走って街に入っていった。可愛いな


「で?進んでるかな?」


「はい、字の認識100パーセントなお、計算は最低でもかけ算割り算は出来るのが約70パーセントほどになりました。ほかにも、新作の水着や下着、一般市民でも買える量産型の洋服ができました。コウイチ様が言っていました、ゴムが見つからなかったので、沼に住むフロッグの皮を加工し伸び縮みができるものも作り、この加工方法商品を早速登録しております、しかも副産物で、水の浸透しないので、雨具なども作りました、さすがここまで計算してたんですね」

 うん、してないよ。


「さすがだ村長!いやもう、村長はだめか」

「村長で」

「ダメでしょ」

「村長で!!」

「はい」


「じゃぁ、色々まわってくる」

「かしこまりました」


 おお!こんなに大きくなるなんてな~おお!こんな大きな武具屋さんができてる今度見に来よう。

 歩いていると向こうから、子供を抱えてくる女性がいた。

「コウイチさん久しぶりだね」

 ゴブリンクエストの時に助けた女性の一人だ。

「よかったですね、いい旦那さんが見つかったみたいで・・・旦那さんが、うらやましいですね。こんなきれいな女性を射止めるなんて」


「みんな、君のおかげだよあの時助けてくれたから今があるのよ、そしてこの子がいる、この村の発展みてごらん、すごくない?あのさびれた村がここ数年でここまで大きくなって…知ってるかい、村長ここの領主になるらしいよ、親を通して国王に手まわしたみたいよ」

 なるほど、さらに動きやすくなったな。


「この子の名前は?」


「コトナよ、あなたから少し、字をもらったわ一文字だけどね・・・あれ何で泣いてるの?」

 あれ?なんでだ?あぁ・・・娘と同じ名前か・・・前世の

「何でもないよ、大事に育ててね何かあったら村長に言えば、俺の耳に入るからね・・またね」


 また、引っ張られたか・・・こっちでは、ギルなのだから、間違えるなよ俺!


「コウイチさま!」

「村長!黙ってるなんて、ひどいよ!」

「なにを・・・あぁ領主の件ですな、でも、これからも今まで通りおねがいします。わたしは、あなた様があっての今なんです」


「そっか!期待しているよ!」


「仰せのままに」

 深々と、腰を下げる村長さんだった。


「そうだ!見ていたら、技術の追いすぎで警備がいまいちみたいだね~そろそろ私有軍作っちゃう?」


「たしかに、発展が楽しすぎて忘れてました、至急準備します、でわ!」

 走って、自宅に走っていった。あんなに、動いてるのに痩せないとか・・どうなってるんだ?


 そして、俺も愛するマイさんに殴られないように早く帰るのだった。



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